ブラザー工業から
http://www.brother.co.jp/product/labelwriter/special/cube/index.aspx
今回検討しているのはP300BT。小さい、スマホだけで使える、という2点でたいへん素晴らしいのだが、使い勝手の重要なポイントで惜しむらくはいくつか、
・電源が単4*6本 または ACアダプタ
・そのACアダプタがまたショボイ
- 昔ながらのACアダプタ/今時分に電源の爪が収納できず飛び出したまま
- しかもオプションで2600円ほどもする
・余白が大きくさらにハーフカットも無い
(自動カットは不要でハーフカットだけあればいいがまぁ無理か)
・PCで使用できない
9Vが必要=単4*6本という電圧事情は致し方ないとはいえ、それでも、6本同時使用はかなりの難点だ。エネループで使用前に充電を欠かさなければいいだけのことではあるが、計画外の使用時には困ったことになりそうだ。何しろ単3電池6本は一気に充電なんて...あれ!? ウチなら余裕で可能じゃねーか。
ならば、ACアダプタを買わずに電池だけで運用できなくもないか。
とはいえ、昨今USBで充電できる機器が多いだけに...と思わないでもない。ひと周り大きいP710BTならばリチウムイオン充電池内蔵でUSB充電も可能であるようだが。
PT-P710BT
http://www.brother.co.jp/product/labelwriter/ptp710bt/index.aspx
PT300BTは本体380g、単4*6本で78gなので458g。P710BTは充電池込みで640g。かさばりぐらいの少しの差異を気にしなければ、重量差は気に留めなくなる程度だろう。
機能面ではP710BTのほうが大きく優れ、且つACアダプタが不要になり、充電ケーブルはスマホと共用できる。
単純にメリット/デメリットを整理してしまうと、PT300BTには分が悪そうだ。
左がPT300、右が710。
持ち運び A A-
電源 B A
文字解像度 B A
印刷サイズ B A
PC利用 NG OK
余白 ? ?
価格 A C
価格がAとCとで大差がつくのは差が2倍にもなることと、加えて、P710BTの実勢価格が12,230-ほどであり、キングジムの同様の商品と同程度になるから。
そう、この価格帯には他社商品、キングジム/テプラSR3500Pがあって、比較するとこれがさらに微妙。
キングジム/テプラSR3500P
https://www.kingjim.co.jp/products/tepra/sr3500p.html#tab-spec
大きさこそ P710BT128*128*67 に対し SR3500P:165*109*57 で SR3500Pのほうが若干かさばるものの、SR3500Pは400gと軽い。ACアダプタも別売りでなく同梱されている。ではSR3500Pのほうがいいんじゃないか!? と言えば全くそんなことはなく、SR3500PはACアダプタ専用。そもそもAC電源の無い場所で使えない。
というわけで、P TOUCH Cubeが微妙である一方、テプラは片手落ち。ニーズとマッチしない結果に。
尚、ラベルプリンターの類ではCASIOもラインナップを持っているが、今回の対象となる機種は無かった。いっそ、CASIOで競合商品を出してくれればいいのだが。