2019年12月14日土曜日

HPモバイルノートが年末商戦で一時的に安値

HPのモバイルノートが年末商戦で一時的に安値を付けている。新規にノートPCを調達するならメモリを16GB積みたいところだ。すると次の選択になる。
HP ENVY x360 13
 AMD Ryzen 7 3700U Passmark 1841/8046
 16GB /  NVMe 512GB
 13.3 1920×1080 光沢 タッチパネル
 306mm×212mm×14.5-16.0mm 1.28kg
 ACアダプタはUSBポート無し
 白 (-12/15まで) 99,000-   +Office Home and Business 114,400-
 黒 -時期不明 103,950-  +Office Home and Business 119,350-
パッと見には全く悪くない値段ではあるのだが、13インチはやや大きいこと、モバイルとしては軽くないことが少々難だ。光沢パネルも使い勝手が非常に悪い。そして、致命的な点として、容易にバッテリー交換ができない。1kgを大幅に下回るような軽量PCであればともかく、1.3kgクラスでバッテリー交換ができないのはどんな後出しメンテでボッタクリ商売!? というところだ。

それから、これはどうでもいいと言えばどうでもいいのだが、ENVYという商品名がどうにも醜い。

と、こうまで妥協点が多数なら、メモリ要件も妥協して安くすませる~消極的に被害軽減策という考え方もある。上記商品で8GBとする場合の価格は 83,600-、CPUは AMD Ryzen 3 3300Uで Passmarkは1427/6143。


ところで競合他社はどうなのか? というと、Lenovo/NECはそもそも論外として、DELLがどうも候補になりそうにない。
New Inspiron 14 5000 2-in-1 【年末年始】プラチナ
 16GB&SSD・MX230・Office H&B 118,635-
 高さ:19.74 mm – 19.95mm | 2.幅:328 mm | 3.奥行き:232.80 mm | 重量: 1.67 kg*
プラチナとかババア通販のような売り文句はさておき、重量がモバイルでなかった。では他のモデルは!?というとコレが、メモリ16GB構成でフィルタすると選択肢が乏しくなる。
Inspiron 13 7000 2-in-1 【年末年始】プラチナ
(4K・大容量メモリー&SSD・Office H&B・アクティブペン・スリーブケース付)150,926-
 高さ:13.66 mm~15.90 mm | 2.幅:306.76 mm | 3.奥行き:215.92 mm

 UHD:最小重量:1.39 kg*
重量面は、嫌々ながら持ち出すか程度には収まっている。嫌々でも残している理由は、モニター解像度がUHDであるからだ。ただ、UHDとはいえHPよりゼンゼン高くつく。競合他社よりもスペックが一段高くてコスパ高いはずが、いつからこうなったDELL。


ではさらに他社ではどうか。FMV UHならばユーザビリティの点で優れるため価格は一段上でもいいのだが...
 Core i5-8265U/オンボード8GB / 256GB SSD(PCIe) / Office Home and Business 2019 166,800-
DELLよりコスパは高いものの、HPの8GB妥協パターンが 83,600-で済んでしまうだけに、2倍ではさすがに躊躇する。


と思ったら、 WU2/D2なら、i5-8265U /16GB / Office Home and Business 2019 で166,818-で買えてしまうではないか。

HPでメモリ16GBのモデルを基準に考えた場合、価格は114,400-であるので大幅に安い。しかしCPUで大幅に劣って、さらに450gも重い。

 AMD Ryzen 7 3700U Passmark 1841/8046
 Core i5-8265U Passmark 2143/7993


450gも重い時点で比較にならないのだが、最新のCPUが一昨年のCPUにシングルスレッドで及ばないのは全くいただけない。これの何がEnvyなのやら。

こうなると、そもそも13インチで妥協するのは止めて、最も重要な要件=12インチサイズの中古PCを探すことも考えざるを得ない。昨今何しろ12インチや11インチは新商品がない。あっても重量がかさんだり、時代に逆らって極太ベゼル/実画面がとても小さかったり、ストレージがeMMCなど酷いものばかりだからだ。


で、中古PCも探してみたところ、使えそうなモバイルノートが低価格でゴロゴロしている。以前は中古といえどもモバイルノートは割高だったが、流通事情が変わっていたようだ。
Let's note CF-NX4 (Core i3 5010U 2.10GHz/4GB/新品SSD256GB/-/12.1HD+/WLAN/W10P64 MAR) 31,901-
https://used.dospara.co.jp/sale/search.php?sc=141083&br=11&cbr=1102&kw=Let%27s%20note&sort=3

さすがにメモリ4GBはナイので、12GBに増設するコストは織り込まねばならない。
CFD D3N1600PS-L8G (SODIMM DDR3 PC3-12800 8GB) 2,582-
https://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_parts.php?bg=1&br=12&sbr=471&ic=430214&lf=0計34,483*1.10=37,932-

それから、中古PCということで仕様の古さが気になるところだが。
CF-NX4GDJCS(Core i3モデル)仕様
https://news.panasonic.com/jp/press/data/2015/01/jn150115-2/jn150115-2.html

冒頭のHP商品、第2世代Ryzenと比べて意外に差が小さいことがわかる。特にCPUについては、
Core i3-5010U Passmark 1162/3059
AMD Ryzen 3 3300U Passmark 1427/6143
4年も前の商品でしかも低電力CPUモデルだが、シングルスレッドの差は1.23倍程度でしかない。一方でメモリ容量は、増設することもあって中古PCの方が1.5倍大きい。


尚、中古はバッテリーの交換費用をコストに織り込む必要がある。
Panasonic オプション/バッテリーパック
https://panasonic.jp/cns/pc/support/products/old_option.html
CF-VZSU75JS [SX1/NX1用 軽量バッテリーパック(S)]は、家電量販店でもまだ売っていて税込み8,690-。本体、メモリ37,932+バッテリーの合計額では46,622-になる。

じゃあもう、Office Home & Businessも入れてしまおうかと思ったがオンラインコード版で 34,787-、本体と合わせて82,409-にもなる。Officeを2台で使用するならアリだが、現状、2台体制にはしていない。仕事上あった方が望ましいので、これを機会に考えるべきか。

ともあれ、直近の要件について交換バッテリーまで確保してのコストなら妥当だ。

PCに限ったことではないが、要件次第で必要なものは変わる。広告垂れ流しをまるのみするのは下水に首を突っ込んで飲み込むようなものだ。



2019年12月5日木曜日

クロスバイクの妥協点

乗車姿勢と、親指~手首にかけての痛みを改善するために、ハンドルとシフトレバー以外にも多数の部品を変更・追加しなければならない資源の浪費があまりにもバカげているのだが。

さらに、これらの部品間の互換性や仕様確認にあって、誤解しかねない側面が多々ある。時間も手間もたいへんにかかる。

が、どうにかこうにか整理したのが、以下の点。

ハンドルバー ブルホーンバー
クランプ径31.8mm
ハンドルバー径23.8mm
7,000-
ハンドルバーテープ
ハンドルステム ステム径1-1/8インチ
ハンドルクランプ径31.8mm
ステム長 ???
ステム側の高さ不明のため要スペーサー
(未定)
ハンドルステムのスペーサー  現物合わせで追加調達
ブレーキおよびシフター デュアルコントロールレバー左右セット 
フロント3速/リア8速用
*ロード向け/MTB向け変速機への適否は
メーカー互換リストに記載無し
13,000-
ブレーキケーブル デュアルコントロールレバーの
セット商品に同梱
-
シフトケーブル 同上 -
ブレーキケーブル
アジャスター
ブレーキ解放可能なタイプ
フロント/リア各1都合2個
3,000-
フロントブレーキ コンパクトVブレーキ
フロント用
1,700-
リアブレーキ コンパクトVブレーキ
リア用
1,700-

追加費用は、合計2万円台半ばから3万円弱というところ。軽い自転車は買えないが、通学自転車やお買い物自転車ならば買えてしまう費用。そもそも、これらと比べる費用ではないが。また、既にハンドルバーは調達してしまっている。

この一方で、ここま調べるにも、また商品を探し検討するにもえーかげん疲れ、いっそここでペンディングにしてしまいたい気持ちもある。

ペンディングとしたい理由は、冒頭に書いたバカバカしさの他にも2点あり、ひとつはハンドル周りが一気に重くなるので軽快さが損なわれること。もうひとつは、作業、調整が憂鬱なことだ。かといってわざわざ店舗に持ち込むほど複雑な作業でもない。

そうそう、自分で作業をしないならば、工賃も追加コストだ。


数々のデメリットはさておき。

上記でひとつだけ決めきれていないことがあり、それはステムの長さ。フラットバーをブルホーンバーに変更するにあたり、単純にハンドルバーを交換するだけでは手首の位置が大きく前に出てしまうので、ステム長は短縮しなければならない。




イラストのピンクの部分が、現在のステムとフラットバーのハンドル軸。現在のステムは6°の90mm。グリーンは17°の60mm、ブルーは10°の50mm。ブルホーンバーの図は50mmのステムに合わせてプロットしている。

もし、従来と同じステム長でブルホーンバーを取り付ける場合、手首の位置はフラットバーよりかなり前になってしまい、現実的でない。かといってステム長を詰め過ぎると、ブルホーンバーの手前寄り/バーの曲がり部分を握る時に上半身が起き過ぎてしまう。このため、ステム長は45-50mmが妥協点になりそうだ。

ところが、45-50mmを探してみるも良い商品が無い。ひとつ及第点な商品はあるのだが、これが実店舗はおろか通販でも在庫無し。

一方でシマノならば50mmの商品が入手可能ではあるのだが、あのどうにも酷いロゴデザインが購買意欲を著しく減退させる。せめて無地であれば、多少割高でも購入するのだが。







2019年11月18日月曜日

クロスバイクをもう1台検討

友人がバイクに興味を示していて、相談にのることになった。まずはひとつふたつ候補をあげるところから。要件は...いや、要件はまだ本人も定まっていないが、現時点で明らかな点は次の通り。
  • サイクリング利用/買い物もする
  • 室内保管のため運搬する=できるだけ軽量であるほうが望ましい
  • 使用者は女性
当人のサイクリング目的は明確。ロードバイクを必要とするようなスポーツサイクリングではないが、フィットネスサイクリング程度に走る気はある。通学/買い物自転車の類は望んでおらず、Bianchiいいんじゃないの!? ぐらいのノリ。もっとも、Bianchiそのものにブランド先入観はなく、有名な自転車メーカーという程度の認識だ。また、あの象徴的なフレームカラーも悪くはないらしい。彩度の高い色の方が好みのようだ。

ということで先ず、ジャンルはクロスバイクで確定だ。


では、具体的に何を候補に挙げるかだが。

まず Bianchi は軸になるだろう。同社の日本向け商品の中では C・Sport 1/2 だ。

Bianchi BIKES SPORTS 
http://www.japan.bianchi.com/category.cgi?mode=category_list&big_code=03

C・Sport の一方で ROMA 3 DISC は、28Cそして2x7sであるので選択としてやや微妙。Bianchiは公表していないが重量面でひょっとしたらメリットがあるかもしれない。それから、フレームカラーの選択肢は ROMA 3 DISCの方が多い。


次に、ベルトドライブも考慮してみた。当人は決して、虚勢まみれなファッションモンスターではない。ただ、身だしなみにはそれなりに気を使う。チェーンオイルの汚れが付着しては台無しだ。

BRIDGESTONE ORDINAシリーズ
https://www.bscycle.co.jp/items/bicycle/greenlabel/ordina/

ところが、内装8速モデルはどこも取り扱いがない。既に販売終了かもしれない。内装5速モデルはあるもののサイクリングには事足りない。そして内装5速モデルは重量が14.4kg。他社のカタログスペックとは異りスタンド/ライト/ベルほかを含む走り出しの重量とはいえ、クロスバイクとしてはかなり重い。


次に検討するとすれば女性向けモデルだ。通常モデルとの差異は、フレームサイズとシート形状であるようだ。シート形状は決定的な利点になるかもしれない。

TREK フィットネスバイク
https://www.trekbikes.com/jp/ja_JP/%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF/c/B420/

タイヤはFX2が35C、FX3は32C。それから重量はFX2で11.8kg、FX3で11.6kg。どちらもスタンド/ベル/ライトは別の重量だ。商品価格のわりには重い。また、女性向けとは言うもののハンドルバー幅はかなり広めだ。


重量の点では、BRIDESTONEのクロスバイクはよいバランスのモデルがいくつかある。

BRIDGESTONE F24
https://www.bscycle.co.jp/items/bicycle/greenlabel/cylva/#anc03

スタンド/ベル/ライト他を込みの重量で、同じ32CのTREK FX2よりも軽いとみられる。440mmフレームモデルではハンドル幅も詰められている点がすばらしい。

ただ、同社ラインナップではF24よりもFR16がより軽量、且つキャリパーブレーキとあってこれこそ最有力なのだが、残念ながら既に取り扱い終了のようだ。FR16に近いモデルは他の一般向けのラインナップには無く、ANCHORに次がある。

ANCHOR RL3 FLAT
https://www.bscycle.co.jp/anchor/bikes/rl3_flat/index.html

このモデルはFディレーラーのカバーが無いため、対策が必要だ。

さらに軽量なモデルであれば、NESTOに10kg台や10kgを下回るモデルが複数ある。

NESTO CROSS BIKE
http://nestobikes.com/products_tags/tag-crossbike/

今回は乗り手が自転車関連ブランドに洗脳されていないので有力な候補だ。それから、VAKANZE-1 は32C、LIMIT 2 は28Cだ。


ただ、自転車関連ブランドに洗脳されていないだけに、NEST!? 「巣」って何? とは言いそうだ。スペルがちょっと違うのだが。彼女はIT業界の人ではないので、別の意味のネストな誤解はしない。

ブランド名といえば、自転車業界最大手はスペルも何もGIANT。たとえ「巣」でも、「大男」よりはずっと選びやすいに違いない。無論、中身の問題ではない。中身の問題であったらNESTOが候補に挙がらない。ここではあくまで文字の意味の話。

尚、中身の問題でないとは言ってみるものの、GIANTの女性向けブランドLivは、女性向けとうたっていながらFディレーラーのガードプレートがなく、さらにデザインがあまりにもuglyで候補にならない。


一方、ブランド洗脳チャリオタでないとならば。アウトドア用品大手の mont-bell が取り扱う次の商品などは、受け入れやすいかもしれない。

MARIN Novato SE 
http://marinbikesjapan.com/city/novato_se/

URL引用のモデルはスレッドステムなので、他のモデルを検討すべきかもしれない。が、MARINの他のモデルはフレームが暗い色ばかりで、あまり候補になりそうにない。


ここまでをまとめると。

重量の点で NESTOの VAKANZE-1 と LIMIT 2 は有力。留意事項としてはどちらもVブレーキであること。DISCブレーキの場合は Khodaa Bloom のラインナップから検討する必要がある。

Bianchi は C Sports 2 が有力。重量が不明ではあるが、ここは外せない。

そして、有望かどうかはさておいて比較対象としてTREKの女性モデルは試してもよさそうだ。


まぁこんなところか。あとは実際に見て跨ってみてどうか。彼女がフラットバーハンドル&シフターと相性がよければいいのだが。NGの場合はVブレーキの商品が選択肢から外れることになる。この場合は、TREKのFXx と ANCHOR RL3 FLAT で検討か。



2019年11月13日水曜日

ブレーキ&シフト方式をどう選ぶ

フラットバーハンドルの短所を改善する。現時点の短所は次の通り。
  • ハンドルの握りが一箇所のみ/横方向であるので力を入れにくい
  • クイックシフターを操作する親指の関節と付け根が痛い。
握りや痛みの問題は、近所に出かけるぐらいならもちろん大丈夫。ただ、数十分を越えて乗るような場合が辛い。

対策はハンドル形状を変えること。それからシフターの操作角度を変えること。対策方法はたくさんあって、ざっくり長短を整理するとこのような。

注!!!
ブレーキ方式がVブレーキである場合は、そもそもデュアルコントロールレバーやエアロブレーキ等を使用できない。下記は、Vブレーキを変更することが大前提。

ハンドル ブレーキ操作 シフト操作 長短
ドロップ デュアルコントロールレバー デュアルコントロールレバー ○ブレーキとシフトを同じ握りで操作できる
×レバーが前方に遠い
×ハンドル下部を掴む場合にはブレーキ/シフトどちらも操作し難い
デュアルコントロールレバー
+補助レバー
○ブレーキとシフトを同じ握りで操作できる
○ハンドル直線部分を掴んだ状態でブレーキを使用できる
×デュアルコントロールレバーは前方に遠い
×ハンドル下部を掴む場合にはブレーキ/シフトどちらも操作し難い
ブルホーン デュアルコントロールレバー
(ハンドル下に取付)
デュアルコントロールレバー
(ハンドル下に取付)
○ブレーキとシフトを同じ握りで操作できる
×レバーとハンドルの間隔が小さい
デュアルコントロールレバー
(ハンドル上に取付)
デュアルコントロールレバー
(ハンドル上に取付)
○ブレーキとシフトを同じ握りで操作できる
×レバーがドロップよりさらに前方に遠い
エアロブレーキ サムシフター △ブレーキとシフトを近い握りで操作できる
×ハンドル先端寄りで操作する必要がある
エアロブレーキ Wシフトレバー ×ハンドル先端寄りで操作する必要がある 
×シフト操作の都度片手運転になる
バンド固定式ブレーキレバー バーエンドコントローラ ○レバーの選択によってはVブレーキをミニVブレーキへ交換する必要がない
×ブレーキ操作時とシフト操作時とで
握りを変える必要がある
フラットバー用を流用 フラットバー用を流用 ○ブレーキとシフトを同じ握りで操作できる
△23.8mm径のハンドルに使用不可
×ブレーキ/シフトケーブルが前方に伸びる
×シフターを流用するので問題が残る可能性がある

費用面はとりあえず除外しているが、費用がどうこう以前にどの方法にも欠点があり、取捨選択しなければならない。

検討要素は、まずブレーキの制動力を確保すること。この点では、現状のVブレーキ+現状のブレーキレバー兼シフター流用が最も制動力が高い。一方でロード用のレバーを使用する場合は、通常のVブレーキを、コンパクトVブレーキに交換することが最低限の条件だ。

検討要素の2点目は操作性。実用上ブレーキとシフトは、ハンドルから手を離したり、握り直したりせず操作できる必要がある。特にブレーキ、都心や横浜市街を走行する上で、手を離したり握り直したりは非常にリスクが高い。

といっても、普通の自転車やフラットバーのクロスバイクでは当たり前のことで、ドロップハンドルやブルホーンハンドルに適した部品が無いだけなのだが。

3点目は運転姿勢。従来がフラットバーであるので、相対的に、ドロップハンドルでのデュアルコントロールレバーの位置は前方に遠く、前傾が深く、腕や手首の負担が大きくなる。この点についてブルホーンハンドルは若干マシではあるが、ハンドル先端に取り付けるエアロブレーキレバーは前傾がきつくなる。どちらにしても、ステム交換/短縮は必須。

以上の点から、方法は3つに絞られる。
  1.  ドロップハンドル+補助ブレーキレバー+デュアルコントロールレバー
  2. ブルホーンハンドル+デュアルコントロールレバー(ハンドル下部に取付)
  3. ブルホーンハンドル+サムシフター+エアロブレーキ
4.として、ブルホーンハンドル+フラットバーのレバー流用も考えられなくはない。が、現状の問題を引きずってしまい、それでいて1-3.と比べ大きく優れた点があるわけでもないことから除外する。

1-3.で比較すると、ブレーキ制動力については基本的に同じ。操作性は微妙なところだがデュアルコントロールレバー > サムシフター。前傾姿勢の度合いは 2. > 3. > 1. 。費用面では 2. > 1. > 3. 。

この評価ならば容易に 2. と決まりそう...なのだが。2. には、実際に調整してみないとわからない点がある。デュアルコントロールレバーで2.の装着方法の場合、レバーがハンドルに近すぎる可能性がある。ブレーキ握り始めコントロール性も果たしてどうか。1. と 3.ではレバーとハンドルの間が大きくとれるので、2.よりは調整幅はあるものと考えられる。





2019年11月4日月曜日

リムの振れ取り準備

先日、フロントディレーラーのチェーン外れによって結構な転倒をしたので、自転車のダメージを軽く確認した。軽くしか確認していないのは、自転車なんぞより運転者のダメージの方が全く冗談にならないからだ。

・ハンドルが曲がった...ステムの軸がずれたようだ
・後輪の横ぶれが出ている...転倒起因ではなくおそらく以前から
・ペダルの転倒した側が削れた
・バーハンドルエンドが同上

運転者のダメージに比して、無傷といっていいほどダメージがない。

そういえば転倒した直後、ふくらはぎにベッタリとチェーンの汚れがついていたので、オレが自転車をかばったということか。何と献身的な所有者であることだ。

さておき、ペダル/バーエンドの削れはどうでもいいが、リムの振れはまずい。何がまずいか。ただ乗り続けるならどうでもいいレベルだが、このクロスバイクの場合はブレーキの交換を予定している。

いや、正確にはフラットハンドルバーをやめたいだけなのだが、巻き添えでシフターやブレーキまでも交換しなけれなならないのは恐ろしくバカげた話だ。とはいえ、ハンドルバーだけ替えてろくにブレーキを操作できない犯罪車両にするわけにはいかないので、致し方ない。

ともあれ。ブレーキを交換するにあたりブレーキシューの調整幅が小さくなるので、リムのブレに対する許容値も小さくなる。よって、リムの横ブレはまずい。

そこでリムの振れ取りのための準備であるが。当然、部品には規格がある。具体的にはスポークの張力を調整するニップルの幅。これには複数のサイズがある。3.2/3.3/3.4/3.6/3.9mm、他に3.75mmや4mm台も複数あるようだ。EUやメーカー規格はさておき、JISだけ次にメモ。

JIS D 9420:2018 自転車―スポーク及びニップル

私の車両に関しては、実物を測定したところ3.6mm前後だった。JIS的には3.602mmか。スポーク用ニップルの番手としては#15、スポークそのものは13番ということか。今回はスポークは何もしないが。

さて、実物が分かったところで工具が...これまた面倒な事に、さも定番のように触れ回られている工具メーカーのラインナップに3.6mmがない。かといって、言わゆるニップル回しな悪精度工具は、やはり悪評が相応のようだ。

しかし調達しないことにはどうしようもないので、シマノ信仰ではないのだが次を。

シマノ スポークレンチ
https://www.pro-bikegear.com/global/ja-jp/accessories/Workshop_Tools/PRO_TL_SPOKEWRENCH



2019年10月27日日曜日

シマノ ALTUS ST-M310 不具合

シマノのシフトレバーに不具合が発生した。

型番は、ALTUSのST-M310。シフトインジケータが表示の左に寄りっぱなしで、アップ/ダウンどちらの操作でも動かない。

また、この不具合に気付いて程なく、フロントディレーラーからチェーンが外れた。

インジケータの不具合に気付いてすぐにアジャスターを調整、FDの変速動作そのものに問題はないことを確認したが、重いギアで踏み込んだ際にチェーンが外れた。スピードもそこそこ出ていたので少々痛い目に遭った。場所が場所ならば、周辺の交通、自動車等に二次被害をもたらしたかもしれない。また、自分もどうなっていたかわからない。



2019年10月25日金曜日

クロスバイクのハンドル交換

交換の前にまず調達。

調達の前に商品選考。

そう、これがどうにも厄介だ。ハンドルだけに乗車姿勢や握り具合がわからないでは選びようもないわけだが、まず試せない。試せないとは、クロスバイクに装着状態で試せない、というはるか以前の問題で、店頭でハンドルバーそのものを見ることさえままならない。

個人的には、ほんの数キロ以内にチャリ専門店がいくつもある。Bianch、TREKといったブランド商売のショップ、某チェーン店、チェーンというほど数はないが複数店舗を構える企業、アウトドアぶらんどの自転車販売フロア、複合商業施設のバイクブース。「店がある」というだけなら非常に恵まれている。が、それでも店頭在庫が豊富ではないし、サイズが揃っているわけでもない。ドロップハンドルバーやMTB専用であればいくらか触れるが、たかが金属パイプが概ね高価だ。ハンドルバーも何だが、他の商品ではデパート1階で自意識お漏らしまくりなゴミ女をエサにする商売、アレに通ずるところもある。

ともあれ、実物を確認することは思うに任せないので、見切りで発注することになる。

で、届いたハンドル部品を見て握って、うーーーーむ、となる。図面で確認、段ボールで実寸モデルを作って(さすがにパイプ状に加工はしなかったが)、サイズ感は押さえたツモリだったんだがなぁ。けっこう印象が違った。

ただ、若干予想とはズレてはいても、金属的に問題がある様子ではないので、とりあえずコレで試してみる。

それから、次の面はそもそも諦めていたことだが、質感は画像や動画では全くわからない。画像は撮影状況やカメラ、画像の加工具合で全く別物に見える。これは自転車部品でなくて他でも同様だ。とりわけ衣類で通販などアリエナイ。



2019年10月19日土曜日

クロスバイクの問題対策

クロスバイクに乗る上での問題点は以前のエントリ。
https://st35fc-co4chr.blogspot.com/2019/10/blog-post.html


で、結局何が必要になったかというと。

ハンドル本体
ステム&スペーサー
ブレーキ&シフトレバー(デュアルコントロールレバー)
ブレーキ&シフトケーブル一式
同 ケーブルアジャスター
前後ブレーキ(ミニVブレーキ)


ハンドルとシフターの問題のハズが何故こうなる!?はさておいて。

仕様や互換性の面での確認が少々厄介だ。とりわけ、デュアルコントロールレバーとブレーキの相互動作については、文字通り危険が伴う。


また、調達するにも自転車専門店の店頭でもモノが揃わず、通販で一部のブツを別に買わねばならない。だからといって通販でも一度に調達はできず、納期も調達先も分かれるので手間がかかる。



とまぁ、相応に手間も費用もかかるのだが。これがタイヘンかというと、全くそんなことはない。自転車以外の実用/娯楽の分野と比べたら、自転車を少々手直しするなど全然シンプルで健康的だと思う。芸能追っかけがジャニやゲロ46系のイベントにかけるカネ/時間/労力にくらべたら、それこそ自転車の部品交換の費用/労力など微々たるものだ。

そういえば、自転車改造に勝手にハマってジブン泥沼!といった引きこもりジコチュー拡散希望な人もいるが、モーターサイクルや自動車な業界のクソボッタクリ商売にハマってカネと時間をドブに捨てるコトに比べたら。泥沼なんてマッタク大袈裟、せいぜい雨上がりの水たまりみたいなものだ。


2019年10月6日日曜日

クロスバイクをオススメしない致命的要因

クロスバイクの定義にもよるが、店頭の商品の現状やネット検索の限りにおいては、クロスバイクはオススメしないという個人的な結論。

ネガティブな結論に至った要因は次の点。

・ストレートハンドル
・ストレートハンドル+クイックシフターの組み合わせ
・Vブレーキ

ストレートハンドルは手で掴める場所が一箇所しかない。これは近所の買い物程度なら全く問題ないし、中高生などが初めての自転車で通学する片道十数分から30分未満程度なら全く認識しないかもしれない。しかし、30分を越えるような使用や通勤においては、ストレートハンドルの制約は辛苦となる。バーエンドをつければ掴みかた/握り方は増えるが、ブレーキ/シフトどちらも操作できない。

ストレートハンドルとクイックシフターの組み合わせは、影響に個人差がある。私は右親指の間接に痛みが出る。尚、クイックシフトとは言うが、シフトダウンの場合は親指でレバーを操作するために親指の握りを一旦離す必要があり、クイックとは言い難い。一方、シフトアップの場合は人差し指のみ握り直しが必要なく、文字通りクイックだ。

Vブレーキは、上記問題の対策のためハンドルを交換しようとした際、致命傷となる。問題を解消するためのブレーキレバー部品は、クロスバイクに定番の、標準的なVブレーキには使えないからだ。前後のブレーキをコンパクトVブレーキまたは他のブレーキシステムに交換する必要がある。

というわけで上記3点を併せ持つクロスバイクは、「近所利用だけでない使い方」を考えている他人様にはオススメし難い。そして、近所利用だけならシティサイクルの方が利便性が高い。

もっとも、商品ジャンルとしてはクロスバイクであっても、上記のシステムでない商品もいろいろあるようなので、全てのクロスバイクをオススメしないとまでは決して言わない。

それに、クロスバイク本体を買っておしまい、ではなく対策する前提ならば、また話は別だ。

ただ、ハンドル周りを交換する等の対策をしたにしても、次はバーテープという短所が付いてくる。手垢/汗まみれになるハンドル周りが、たいへんに掃除しにくいバーテープ。トイレに行って手も洗わない連中が触り散らかし手入れしないモノ、典型的にはクルマのハンドルや革系のサイフぐらい汚ねーが、目の前にあるものを見ない聞かない鼻も舌も機能せず、脳に血も回らない人にとっては特に問題無いかもしれない。


というわけで、「今」クロスバイクは、フラットバーで何の問題もない人にしかオススメできない。私個人に関しては、以前にフラットバーの自転車に乗っていたため問題になるとは微塵も予想していなかったが、使ってみたら改善が必要だった。



2019年9月4日水曜日

クロスバイク比較

比較対象は次の通り。

Bianchi C Sports (2019)

Bridgestone CYLVA F24  (2018,2019)
SPECIALIZED Sirrus MEN (2019)
TREK FX1, FX2 (2018-2020)
NESTO Vacanze 1-K (2019)
GIANT Escape 3 (2019,2020)
これら以外にもGIOS, Cannondale等多数

で、最終的に何を買ったかというとF24。理由は単純で、車体を構成する部品=主要コンポーネントのバランス/コスパが最も良かったから。Bianchi C Sportsを除く他は、F24より大幅に本体価格が高いにもかかわらず、コンポーネントのグレードが低いものもあった。

Bianchi C Sportsはコンポーネントとしては全く問題無かったが、フレーム色が独特のコーポレートカラー/他は微妙だった。ただ、フレーム色以前の問題で、ショップ/スタッフがごにょごにょ...という理由から除外。

それからVacanze 1-K。コンポーネントと本体価格のバランスとしては良かったが、予算的にVacanze 1-Kよりもう少し高くてよかったので除外。


他に考えたものはFX-2。一応見ておくだけのつもりだったが、スタッフの方が良かったのと、Vブレーキの欠点を考慮した場合にディスクブレーキという選択肢もあり、迷った。

それから一応言及しておくならば、Giant Escape 3。本体価格は特に安くない。BianchiやTREKよりは安そうに見えるが、コンポーネントがいいわけでもない。F24との比較で言えば、Escape R3の方が価格が高いにもかかわらずコンポーネントのグレードでF24に劣る。かといって特筆すべき点も無いので検討初期に脱落した。まぁ、なるほど、だから不自然な持ち上げネタがネットにちょいちょい見られるのか、という印象だった。


尚、選択にあたっては単純に主要コンポーネントと価格の面だけで決めてしまったが、ユーザビリティが最も重要であるのは言うまでもない。

とはいえ、そこは自転車に過ぎないので。そもそも乗り手本人や、タイヤ空気圧をはじめ調整、コンディション要素があまりにも大きく商品そのものの差異は微妙なところだ。もっと価格差のずっと大きい商品間で比べるなら話は別だが、上記に並べるような範囲では、後々どうにもならないような極端な差異ではない。

また、F24はスタンドや付属品込みで他商品と同等以下の重量だった。これは、後から実際に測定したがカタログ値通りであった。付属品といえば、F24はスタンド他ライト、ワイヤーキーといった付属品の追加出費が不要であったのでいっそうコスパが高かった。他商品の利害関係者でもなければ、わざわざF24以外を選択する理由がない。もちろん、フレーム色や「ぶらんどいめーじ」といった点で、人によりけりではあろうが。

それから、これは念のため書くならば、だが。F24のフレームは Made in China であるので。私は決して盲目的な愛国主義者、あるいは国に固執した差別主義者ではない。



2019年7月7日日曜日

物理のインターフェースを2つ以上なPCでas small as possible

前々から試験用のPCを1台必要としている。これはできるだけ持ち運びやすい物でなくてはならない。頻度は低いが、試用で外に持ち出す機会があるからだ。何ならIntel NUCぐらいがいいのだが、あまりに小さいとCPUパフォーマンスやメモリ増設に難もある。また、物理的にEthernetの口は最低2つ必要だ。

で、探してみるも絶妙の商品は見つからなかった。ASRockのベアボーンに手頃なサイズはあるものの、残念ながらNIC1枚さえ追加できない。他には次のようなところか。

HP Desktop Pro A G2
https://jp.ext.hp.com/desktops/business/hp_pro_a_g2/

高さは30cmを上回り重量は4kg超ではあるが、現在の商品事情ではこのあたりが現実的か。個人的な用途はさておき、通常の用途であれば、機能のわりにたいへん低価格だ。


2019年5月5日日曜日

マルチコプター

選定要件

・事故を起しにくい

積極的な要件は何もない。 というのは、そもそも道楽目的ではないし商売目的でもないからだ。現在の想定用途は次のようなところ。

・不法投棄の監視
・畑の窃盗犯の監視
・厄介者扱いされて気の毒な野生動物が人里に降りてこないように注意喚起
・後継者難で手入れの行き届かない山の視察

あるいは、家族の知らないところでお出かけなさった方を探すこともあるかもしれない。

用途はともかく、飛翔物である以上はとにかく事故を起こさないことが最優先。そして、事故を起こさないためには、マルチコプターのどの機種を選定するずっと以前の問題がいくつもある。

・飛ばす条件を厳密に確認すること

・法令遵守はあまりにも当然として
 運用ルールを客観的に正しく設定すること

・これを忠実に守ること

・リスク判断を慎重に行うこと

つまるところ、ごく凡庸な思いやりと自律の程度。まず使う側が人として最低限の準備が必要だ。Youtubeをはじめとする動画サイトやSNSにおいてはジブン拡散希望のクソドローン動画などもあるがおよそ人間ではない。


さておき、落下時の重量や機器費用の点から、大型の機材はそもそも選考の対象にならない。オモチャも当然対象外。

使用頻度が少ないことを考えるとMavic AIRかANAFIかといったところだが、いずれも質量が小さめで自然環境下では風に流されるリスクが高い。そして通信方式がWi-Fiである点が非常によろしくない。また、Mavic AIRは飛行可能時間が実質15分程度と短すぎる点がとても市販価格に見合わない。であるので、今この時点にあってはほぼMavic Proの一択、全く選択肢が無い。


これはマルチコプター全般の話ではないが、「セルフィー」などとも言われるクソ共のナルシズム垂れ流し希望な区分では、ドローン企業も商品もたいへんに貧しく乏しく、大凶作とでも喩えたいような状況だ。



2019年4月21日日曜日

ワイヤレスデスクトップ900はBackspaceキーが小さい

先日購入したワイヤレスキーボードの話。

マイクロソフトのワイヤレスデスクトップ900。これが、Backspaceのキートップが非常に小さい。ミスタイプがどうしても多くなるが、今後の慣れで解消できるかどうか微妙、解消できないかもしれない、という印象。

また、Enterキーも小さめ。私は大丈夫だが人によってはこれも難点になるかも。

一方で、セットのマウスはかなり大きめ。私は手が大きい方なのでオフィス机で使う分にはむしろしっくりしそうだが、手の小さい人にはどうだろうか。

それから数字キー周りのレイアウトが独特。もちろん数字キーそのものは普通の並びなのだが、加減乗除のキーは初めて見る配置。私は全く使わないが、経理系の人などにとってはおそらくアリエナイんじゃなかろうか。

キータッチは、擬音にたとえるなら「スコスコ」という感じ。固くはないしストロークもこんなもんだと思うが、若干、抵抗感とでも言うような感触。ただ、これはすぐ慣れてしまう程度。

他の点については今のところ良さそうだ。

2019年4月1日月曜日

ラベルライター比較 カシオ KL-SP10 と ブラザー工業 PT-P300BT

昨年から、スマホでの使用に特化したラベルライターが出回り始めた。そして最近、後発のCASIOから次の商品が出てきた。

KL-SP10
https://casio.jp/d-stationery/products/KL_SP10/spec/

そこで、この分野の先駆者である次の機種と簡単な比較をしてみた。

PT-P300BT
https://www.brother.co.jp/product/labelwriter/ptp300bt/spec/index.aspx

KL-SP10 PT-P300BT
テープ幅 3.5,6,9,12,18mm 3.5,6,9,12mm
印字密度 200dpi 180dpi
テープカッター  手動 手動
電源 単3×6本
または付属ACアダプタ 
単4×6本
ACアダプタは別売
57mm 61mm (+4mm)
奥行 154mm 115mm (-43mm)
高さ 137.5mm 115mm (-22.5mm)
本体重量  425g 360g
電池込みの重量  587g 448g (-139g)
通信方式  未記載 Bluetooth Ver2.1+EDR Class2

ユーザビリティとしてソフトウェアの使い勝手を比較していないので片手落ちではあるのだが、ハードとして見た場合は、KL-SP10を選択するにポジティブな点はほとんど無い。
もとより、ラベルライターを使用する機会は少なく、また、用途が形式的な「ラベル付け」であって装飾的な面が皆無であるので、ソフトウェアの使い勝手の重要性も相応に小さい。

もちろん、この2商品の比較に限って言えば、ラベルサイズという点では18mmを使えるKL-SP10が優れている。が、ブラザー工業にはこの他に、24mmまで使用できるP710BTがある。

PT-P710BT
https://www.brother.co.jp/product/labelwriter/ptp710bt/spec/index.aspx

しかもこの商品は、重量こそ640g (KL-SP10比で+53g)であるものの、内蔵充電池をUSB経由で使用でき、さらにオートカットも備えている。

であるので、ソフトウェアの使い勝手と、ラベルカートリッジ等に何らか大きな長所がなければ、後発といえどもKL-SP10は選び難そうな印象だ。





2019年3月10日日曜日

CV-PD/PE/PF

掃除機の話。メーカーと大まかな機種は決まっている。残るは細かい仕様違いの整理だけ。

PD
https://kadenfan.hitachi.co.jp/clean/lineup/cvpd700/
https://kadenfan.hitachi.co.jp/clean/lineup/cvpd700/#pageSpec

PE
https://kadenfan.hitachi.co.jp/clean/lineup/cvpe700_500/
https://kadenfan.hitachi.co.jp/clean/lineup/cvpe700_500/spec.html

PF
https://kadenfan.hitachi.co.jp/clean/lineup/cvpf900_100/
https://kadenfan.hitachi.co.jp/clean/lineup/cvpf900_100/spec.html



PD700 PE700 PF900 PD500 PE500 PF100


最大吸込仕事率
(最大消費電力)
370W
(840W)
370W
(840W)
340W
(840W)
310W
(840W)
320W
(840W)
500W
(1000W)
運転音量 57-51dB 57-51dB 57-51dB 57-51dB 57-51dB 61-57dB
質量
本体/全体
2.3/3.9kg 2.3/3.9kg 2.3/3.8kg 2.3/3.9kg 2.3/3.9kg 2.7/4.2kg
アイドリング
ストップ
- - -
ヘッド幅30cm 25cm 25cm 26cm 26cm 26cm
ヘッド ジェット吸引スマートヘッド パワフルスマートヘッド パワフルスマートヘッド ごみハンターヘッド ごみハンターヘッド ごみハンターヘッド
フラップ - シンクロ ダブルシンクロ - - -
LEDライト - - - -
クルッと
ペタリンコ
からまん
モーター駆動
ワンタッチ
水洗い
かるふき
きわぴた - - -
フィルター① 高捕塵 高捕塵 高捕塵 高捕塵 高捕塵 普通
フィルター② アレルオフ アレルオフ アレルオフ 抗菌 抗菌 抗菌
フィルター③ 高集塵 高集塵 高集塵 - - -
ホース カーボンライト
(41mm)
カーボンライト
(41mm)
ラクかる
(35mm)
カーボンライト
(41mm)
カーボンライト
(41mm)
ラクかる
(35mm)
サッとズーム
手元ねじれん
曲がる
ロング吸口
- - - -
ワイドブラシ - - - -
ぱっとブラシ - - - -
ほうきブラシ - - - - -
クルッと
切替ブラシ
別売 別売 別売 別売 別売
隙間用吸口 -
アタッチメント - -
電動
ふとん吸口
G-DF5 G-DF5
G-DF6
× G-DF5 G-DF5
G-DF6
×
非電動
ふとん吸口
× × G-52 × × G-52


PF900は 吸引仕事率が従来より低下している。確かな情報ではなが、日立の他機種の商品更改ではホース径が41mmから35mmに変更されているので、おそらく同様の小径化に伴う低下だろう。

また、これも他機種からの邪推だが、ヘッドが35gほど軽量化されたようだ。それから、従来機種と比べ交換吸口の数が減っている。ただ、従来の交換吸口はそれほど使用頻度の高いものではなさそうなので、実用上大差無さそうではある。

ひとつ、邪推も及ばずまったくわからない点としては。PF900やPF100では、ふとん吸口が電動タイプに非対応となったようだ。 妻が気にしている機能なので、今後要検討。


PF100は、ホースの小径化に伴って吸引仕事率が300Wを割り込んだのか、モーターが変わったようだ。騒音が大幅に増し、本体重量も増している。ただ、全体重量の増分は本体の増分を下回っているので、ホースから先はむしろ他より軽くなっているということか。


こうして比較してみると、フィルター③のメンテナンスが気になるのだが、これが、取説に書いていないのが謎だ。フィルターだけに手入れ無用のハズがないのだがはて。素性の知れないネット情報では数年はメンテナンス無用で、必要時は修理扱いであるようだが。この点はメーカーへ要問合せだ。


追記

結果的にPF100を購入した。静音性よりモーターの力を優先してみたが、吸引力は十分以上だった。むしろ静音性優先で良かったようだ。使い勝手は素晴らしい。ダイソンとかサイクロンとか、果てはルンバとかつくづく詐欺だと痛感する。




2019年2月17日日曜日

GNS3を動かすPCやりくり

<目的>
・短期的に GNS3を動かし とある検証をする
・中長期的に 作業PCをリプレースする

<要求事項>
・GNS3はそこそこのCPUと8GB以上のメモリが必要
・作業PCは軽さと情報漏えい防止が必要


案1 既存のi5-560UM /6GBのPCでどうにか
・Windowsが32bitなのでそもそもカレントのGNS3は入らない
 http://121ware.com/navigate/support/productsearch/old_number/VK13MBBB/spec.html
・メモリ上限はi5-560UM 側のメモリコントローラ仕様で8GBまで
 https://ark.intel.com/ja/products/49665/Intel-Core-i5-560UM-Processor-3M-Cache-1-33-GHz-
・CPUのパフォーマンスは現行のエントリー向けモデル並み
 https://www.cpubenchmark.net/cpu.php?cpu=Intel+Core+i5-560UM+%40+1.33GHz&id=787
・Cent OSは試行錯誤中…するのも悪くないが目的が検証なので本末転倒になる
・Cent OSでダメならWindows 10 Proを購入する


案2 検証用PCを調達する
・たまたま見かけた物品が 15インチフルHD i5 7200U+4GBで\22,800-
・ i5 7200Uのベンチマークは新規調達の場合と比べても極端に見劣りはしない
 https://www.cpubenchmark.net/cpu.php?cpu=Intel+Core+i5-7200U+%40+2.50GHz
・Win10 Homeなので持ち出し不可 と言うより15インチなんて持ち出したくない
・Windowsは64ビットであることを確認
 https://www.acer.com/ac/ja/JP/content/model/NX.GRSSJ.007
・メモリは8GBで\5,280- (CFD Pan D3N1600PS-L8G)
 トータル28,080- 既存の4GBと合わせて12GBの環境
・機器が増えるデメリットは変わらないことに加え15インチは場所を取る
・作業PCリプレースのコストは先送り


案3 作業PCリプレースも込みで新規調達する
 ・要件としては1.2kg以下 軽ければ軽いほどよい
 ・メモリはGNSやVMWareの都合上8GB以上
 増設余地があるほど良いがモバイル性と相反するので8GB固定でよい

<候補機種>
富士通UH \134,097-
・Lenovo A285 \106,142- (-27,955)
 * SSDをOpal対応180GBにする場合は税抜きで3,240+, NVMe 256GBの場合は16,200+。
HP 830G5 \111,024- (-23,073)
 * SSDをSED自己暗号化機能付きにする場合は税抜きで10,000+

・RYZEN 2300Uのパフォーマンスはそこそこ
 https://www.cpubenchmark.net/cpu.php?cpu=AMD+Ryzen+3+2300U&id=3290
・ i3-8145Uは 2300Uと比較してシングルスレッドで勝り マルチでは及ばない
 https://www.cpubenchmark.net/cpu.php?cpu=Intel+Core+i3-8145U+%40+2.10GHz&id=3349

# 一応比較検討したが、ここはUHの一択。重量がUH 915gに対して、A285が1,130g、830G5は1,330g。薄さもUHが圧倒的。そしてキーボードレイアウトもUHが最も良い。これらをさておいてLenovoやHPを選ぶ意味が全く無い。


と、そうこうしているうちにCent OSでのGNS3インストールが終わった。これがうまく動作すればいいのだが。