HP ENVY x360 13
AMD Ryzen 7 3700U Passmark 1841/8046
16GB / NVMe 512GB
13.3 1920×1080 光沢 タッチパネル
306mm×212mm×14.5-16.0mm 1.28kg
ACアダプタはUSBポート無し
白 (-12/15まで) 99,000- +Office Home and Business 114,400-パッと見には全く悪くない値段ではあるのだが、13インチはやや大きいこと、モバイルとしては軽くないことが少々難だ。光沢パネルも使い勝手が非常に悪い。そして、致命的な点として、容易にバッテリー交換ができない。1kgを大幅に下回るような軽量PCであればともかく、1.3kgクラスでバッテリー交換ができないのはどんな後出しメンテでボッタクリ商売!? というところだ。
黒 -時期不明 103,950- +Office Home and Business 119,350-
それから、これはどうでもいいと言えばどうでもいいのだが、ENVYという商品名がどうにも醜い。
と、こうまで妥協点が多数なら、メモリ要件も妥協して安くすませる~消極的に被害軽減策という考え方もある。上記商品で8GBとする場合の価格は 83,600-、CPUは AMD Ryzen 3 3300Uで Passmarkは1427/6143。
ところで競合他社はどうなのか? というと、Lenovo/NECはそもそも論外として、DELLがどうも候補になりそうにない。
New Inspiron 14 5000 2-in-1 【年末年始】プラチナプラチナとかババア通販のような売り文句はさておき、重量がモバイルでなかった。では他のモデルは!?というとコレが、メモリ16GB構成でフィルタすると選択肢が乏しくなる。
16GB&SSD・MX230・Office H&B 118,635-
高さ:19.74 mm – 19.95mm | 2.幅:328 mm | 3.奥行き:232.80 mm | 重量: 1.67 kg*
Inspiron 13 7000 2-in-1 【年末年始】プラチナ重量面は、嫌々ながら持ち出すか程度には収まっている。嫌々でも残している理由は、モニター解像度がUHDであるからだ。ただ、UHDとはいえHPよりゼンゼン高くつく。競合他社よりもスペックが一段高くてコスパ高いはずが、いつからこうなったDELL。
(4K・大容量メモリー&SSD・Office H&B・アクティブペン・スリーブケース付)150,926-
高さ:13.66 mm~15.90 mm | 2.幅:306.76 mm | 3.奥行き:215.92 mm
UHD:最小重量:1.39 kg*
ではさらに他社ではどうか。FMV UHならばユーザビリティの点で優れるため価格は一段上でもいいのだが...
Core i5-8265U/オンボード8GB / 256GB SSD(PCIe) / Office Home and Business 2019 166,800-DELLよりコスパは高いものの、HPの8GB妥協パターンが 83,600-で済んでしまうだけに、2倍ではさすがに躊躇する。
と思ったら、 WU2/D2なら、i5-8265U /16GB / Office Home and Business 2019 で166,818-で買えてしまうではないか。
HPでメモリ16GBのモデルを基準に考えた場合、価格は114,400-であるので大幅に安い。しかしCPUで大幅に劣って、さらに450gも重い。
AMD Ryzen 7 3700U Passmark 1841/8046
Core i5-8265U Passmark 2143/7993
450gも重い時点で比較にならないのだが、最新のCPUが一昨年のCPUにシングルスレッドで及ばないのは全くいただけない。これの何がEnvyなのやら。
こうなると、そもそも13インチで妥協するのは止めて、最も重要な要件=12インチサイズの中古PCを探すことも考えざるを得ない。昨今何しろ12インチや11インチは新商品がない。あっても重量がかさんだり、時代に逆らって極太ベゼル/実画面がとても小さかったり、ストレージがeMMCなど酷いものばかりだからだ。
で、中古PCも探してみたところ、使えそうなモバイルノートが低価格でゴロゴロしている。以前は中古といえどもモバイルノートは割高だったが、流通事情が変わっていたようだ。
Let's note CF-NX4 (Core i3 5010U 2.10GHz/4GB/新品SSD256GB/-/12.1HD+/WLAN/W10P64 MAR) 31,901-
https://used.dospara.co.jp/sale/search.php?sc=141083&br=11&cbr=1102&kw=Let%27s%20note&sort=3
さすがにメモリ4GBはナイので、12GBに増設するコストは織り込まねばならない。
CFD D3N1600PS-L8G (SODIMM DDR3 PC3-12800 8GB) 2,582-
https://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_parts.php?bg=1&br=12&sbr=471&ic=430214&lf=0計34,483*1.10=37,932-
それから、中古PCということで仕様の古さが気になるところだが。
CF-NX4GDJCS(Core i3モデル)仕様
https://news.panasonic.com/jp/press/data/2015/01/jn150115-2/jn150115-2.html
冒頭のHP商品、第2世代Ryzenと比べて意外に差が小さいことがわかる。特にCPUについては、
Core i3-5010U Passmark 1162/30594年も前の商品でしかも低電力CPUモデルだが、シングルスレッドの差は1.23倍程度でしかない。一方でメモリ容量は、増設することもあって中古PCの方が1.5倍大きい。
AMD Ryzen 3 3300U Passmark 1427/6143
尚、中古はバッテリーの交換費用をコストに織り込む必要がある。
Panasonic オプション/バッテリーパックCF-VZSU75JS [SX1/NX1用 軽量バッテリーパック(S)]は、家電量販店でもまだ売っていて税込み8,690-。本体、メモリ37,932+バッテリーの合計額では46,622-になる。
https://panasonic.jp/cns/pc/support/products/old_option.html
じゃあもう、Office Home & Businessも入れてしまおうかと思ったがオンラインコード版で 34,787-、本体と合わせて82,409-にもなる。Officeを2台で使用するならアリだが、現状、2台体制にはしていない。仕事上あった方が望ましいので、これを機会に考えるべきか。
ともあれ、直近の要件について交換バッテリーまで確保してのコストなら妥当だ。
PCに限ったことではないが、要件次第で必要なものは変わる。広告垂れ流しをまるのみするのは下水に首を突っ込んで飲み込むようなものだ。