2022年2月20日日曜日

会議用ヘッドセットでイヤホンの代用とする

購入を検討していたイヤホンをいくつか試着してみたが、日々の徒歩・運動に耐えるかどうか確信が得られなかった。というわけで、落下、失くしてから後悔しても遅いので再考する。

まず、サポーターのある候補商品を試着するまで購入は保留。

次に、当面は会議用の片耳ヘッドセットを使う。これは耳に引っかけるタイプのためたいへん落としにくいし、落ちても転がったりはしないからだ。カナル型ではないのでランニングには到底使えないが致し方ない。

あるいは、現状では選択の余地がほとんどなく高価格帯で選ばざるを得ないので、左右独立転送対応のSoCが普及するまでしばらく見送るのも賢明かもしれない。

 

追記:

本命のスポーツタイプほか、全く候補にあがっていなかった商品も含め多数を試着してみたが、どれも、落とさない気がしない。JBLとソニー、JVC、それからaudio-technicaで一つずつ装着感の悪くないものがあったので、このあたりから選ぶことになるかもしれない。仕様を調べてからになるが、事前の選考時には条件に該当しなかった商品ばかりなので、妥協の余地がない可能性もある。




 

 



2022年2月16日水曜日

Wireless Earbuds

イヤホンの話。アメリカではearbudsとも言うらしい。

さておき、有線で難点がいろいろあるのでワイヤレスにしようとしている。具体的な難点は次の通り。

・何気ない動作でひっかける。時には片耳から外れる。

・静電気が痛い。

・(仕事鞄をビジネスリュックに替えたため) リュックを背負う/前抱えなど持ち替えでひっかける。

・(COVID-19/おしゃべり人災により) マスク常用となったため、着脱時にひっかける。

 

というわけで最たる要件はワイヤレス。そしてイヤホンであるので外音取り込み/ヒアスルーは必須。またワイヤレスは落下のリスクがあるので、スポーツタイプが望ましい。


で、商品を探し始めたところ、驚かされたことがひとつあった。というのは、従来のワイヤレスイヤホンのかなり多くが、左右いずれかのみがBluetoothでペアリングする方式だった。ペアリングする側のイヤホンは単独でも使えるが、もう一方は単独では機能しない。会議や語学等、片耳の方がよい場合に左右いずれかのみしか使えない。どちらかのバッテリーが切れそうになったらもう一方を使う、ということもできない。

さらに。単独で使えないだけならばまだしも、ペアリング側のイヤホンだけ負荷が偏るのでバッテリー寿命の消耗が早い。なるほど従来の技術的事情はわからないでもないが、そんなんだったのかと少々落胆した。

とはいえ、これに該当しない商品もだいぶ増えてはいるようで、下記は今回の購入候補。


スポーツタイプ、外音取り込み、左右どちらも単体での使用可。
SONY WF-SP800N
https://www.sony.jp/headphone/products/WF-SP800N/
メモ: 通信方式はMCsync、アークサポーター

スポーツタイプではないが、外音取り込み、マルチペアリングと防水防滴で検索したところ見つかった商品がこのあたり。

JVC HA-A11T
https://www.jvc.com/jp/headphone/lineup/ha-a11t/
メモ: 通信方式はTWS Plus対応

Jabra Elite 3
https://www.jabra.jp/bluetooth-headsets/jabra-elite-3
メモ: 通信方式は不明、片側のみ使用可能であることは明記されている。他方、マルチポイント対応と表記があるが実際は使えないレビューがある。

audio-technica ATH-CKS50TW
https://www.audio-technica.co.jp/product/ATH-CKS50TW
メモ: 通信方式はQualcomm TrueWireless Mirroring、マルチポイント対応。

Technics EAH-AZ40
https://jp.technics.com/products/tws/az40/
メモ: 通信方式は不明、左右同時転送であることは明記されている。マルチポイント対応。

 

候補があがったところで仕様の詳細を確認する。まず、Bluetoothの通信方式。

HA-A11TはTWS Plusなので、接続機器側の対応が必要。では実際の対応状況はというと、私のメインスマホはSnapdragon835であるので公式にTWS Plusは非対応。サブスマホならSnapdragon845だが、SoCとしては対応していてもスマホ本体としては非対応。

そして、他のBT親機としてオーディオトランスミッタがあるがこれもTWS Plusは非対応。これらの点から、私の手元の機器の状況ではTWS Plusは全く有用でないということになる。HA-A11Tはこの時点で除外するが、他の商品はWebサイトの掲載内容を見る限りBT親機側の制約はないはず。


次にBluetooth CODEC。メイン/サブスマホはSBC、apt-X、LDACに対応。
https://www.mc-info.jp/2021/10/13/%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%81%AEbluetooth%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%87%E3%83%83%E3%82%AF%E5%AF%BE%E5%BF%9C%E4%B8%80%E8%A6%A7/

ヘッドセットはSBC、apt-X、aptX Low Latencyに対応。であるのでイヤホンもapt-X対応であれば望ましい。また、常用はしていないがiPhoneがあり、妻のメインスマホもiPhoneであるのでAAC非対応の Elite 3は選び難い。

 

それからBlutoothバージョン。これは5.0以降か。

オーディオトランスミッタは Bluetooth Version 5.0 だった。
https://www.radius.co.jp/products/rk-bt100c/

マイナーバージョンの差異について、5.0/5.1/5.2の仕様差異はよくわからない。私がわからないだけで実は要件に関わっているかもしれないが、わからないものは判断しようがない。


というわけで候補の商品を見渡すと、おおむね機能と価格が比例していて、判断材料が単純と言えば単純だ。次は要件を満たす順番で。


WF-SP800N … 要件はすべて満たしている。実勢価格が他より一段高いがノイズキャンセリング機能がある。

Technics EAH-AZ40 … サポーターがないが、他の点はよさそう。

ATH-CKS50TW …  サポーターがない。ヒアスルーのボタンが押し難そう。低音をうたっていているがむしろ不要。

Elite 3 … サポーターが無い。マルチポイント対応可否不明。AAC非対応なのでiPhoneは使えない前提。尚、個人的に Jabra は非常に心象が良くない。さらに エリートなる商品名もなんとも。

尚、耳で聴くものだけに音質が重要であることはもちろんなのだが、とはいえ音質に妄執はしていないので可能な範囲で試聴はするが絶対条件ではない。そもそも音質にこだわるならBluetoothを使わない。まして、極小サイズのワイヤレスイヤホンなどわざわざ使わない。