2019年5月5日日曜日

マルチコプター

選定要件

・事故を起しにくい

積極的な要件は何もない。 というのは、そもそも道楽目的ではないし商売目的でもないからだ。現在の想定用途は次のようなところ。

・不法投棄の監視
・畑の窃盗犯の監視
・厄介者扱いされて気の毒な野生動物が人里に降りてこないように注意喚起
・後継者難で手入れの行き届かない山の視察

あるいは、家族の知らないところでお出かけなさった方を探すこともあるかもしれない。

用途はともかく、飛翔物である以上はとにかく事故を起こさないことが最優先。そして、事故を起こさないためには、マルチコプターのどの機種を選定するずっと以前の問題がいくつもある。

・飛ばす条件を厳密に確認すること

・法令遵守はあまりにも当然として
 運用ルールを客観的に正しく設定すること

・これを忠実に守ること

・リスク判断を慎重に行うこと

つまるところ、ごく凡庸な思いやりと自律の程度。まず使う側が人として最低限の準備が必要だ。Youtubeをはじめとする動画サイトやSNSにおいてはジブン拡散希望のクソドローン動画などもあるがおよそ人間ではない。


さておき、落下時の重量や機器費用の点から、大型の機材はそもそも選考の対象にならない。オモチャも当然対象外。

使用頻度が少ないことを考えるとMavic AIRかANAFIかといったところだが、いずれも質量が小さめで自然環境下では風に流されるリスクが高い。そして通信方式がWi-Fiである点が非常によろしくない。また、Mavic AIRは飛行可能時間が実質15分程度と短すぎる点がとても市販価格に見合わない。であるので、今この時点にあってはほぼMavic Proの一択、全く選択肢が無い。


これはマルチコプター全般の話ではないが、「セルフィー」などとも言われるクソ共のナルシズム垂れ流し希望な区分では、ドローン企業も商品もたいへんに貧しく乏しく、大凶作とでも喩えたいような状況だ。