2019年12月14日土曜日

HPモバイルノートが年末商戦で一時的に安値

HPのモバイルノートが年末商戦で一時的に安値を付けている。新規にノートPCを調達するならメモリを16GB積みたいところだ。すると次の選択になる。
HP ENVY x360 13
 AMD Ryzen 7 3700U Passmark 1841/8046
 16GB /  NVMe 512GB
 13.3 1920×1080 光沢 タッチパネル
 306mm×212mm×14.5-16.0mm 1.28kg
 ACアダプタはUSBポート無し
 白 (-12/15まで) 99,000-   +Office Home and Business 114,400-
 黒 -時期不明 103,950-  +Office Home and Business 119,350-
パッと見には全く悪くない値段ではあるのだが、13インチはやや大きいこと、モバイルとしては軽くないことが少々難だ。光沢パネルも使い勝手が非常に悪い。そして、致命的な点として、容易にバッテリー交換ができない。1kgを大幅に下回るような軽量PCであればともかく、1.3kgクラスでバッテリー交換ができないのはどんな後出しメンテでボッタクリ商売!? というところだ。

それから、これはどうでもいいと言えばどうでもいいのだが、ENVYという商品名がどうにも醜い。

と、こうまで妥協点が多数なら、メモリ要件も妥協して安くすませる~消極的に被害軽減策という考え方もある。上記商品で8GBとする場合の価格は 83,600-、CPUは AMD Ryzen 3 3300Uで Passmarkは1427/6143。


ところで競合他社はどうなのか? というと、Lenovo/NECはそもそも論外として、DELLがどうも候補になりそうにない。
New Inspiron 14 5000 2-in-1 【年末年始】プラチナ
 16GB&SSD・MX230・Office H&B 118,635-
 高さ:19.74 mm – 19.95mm | 2.幅:328 mm | 3.奥行き:232.80 mm | 重量: 1.67 kg*
プラチナとかババア通販のような売り文句はさておき、重量がモバイルでなかった。では他のモデルは!?というとコレが、メモリ16GB構成でフィルタすると選択肢が乏しくなる。
Inspiron 13 7000 2-in-1 【年末年始】プラチナ
(4K・大容量メモリー&SSD・Office H&B・アクティブペン・スリーブケース付)150,926-
 高さ:13.66 mm~15.90 mm | 2.幅:306.76 mm | 3.奥行き:215.92 mm

 UHD:最小重量:1.39 kg*
重量面は、嫌々ながら持ち出すか程度には収まっている。嫌々でも残している理由は、モニター解像度がUHDであるからだ。ただ、UHDとはいえHPよりゼンゼン高くつく。競合他社よりもスペックが一段高くてコスパ高いはずが、いつからこうなったDELL。


ではさらに他社ではどうか。FMV UHならばユーザビリティの点で優れるため価格は一段上でもいいのだが...
 Core i5-8265U/オンボード8GB / 256GB SSD(PCIe) / Office Home and Business 2019 166,800-
DELLよりコスパは高いものの、HPの8GB妥協パターンが 83,600-で済んでしまうだけに、2倍ではさすがに躊躇する。


と思ったら、 WU2/D2なら、i5-8265U /16GB / Office Home and Business 2019 で166,818-で買えてしまうではないか。

HPでメモリ16GBのモデルを基準に考えた場合、価格は114,400-であるので大幅に安い。しかしCPUで大幅に劣って、さらに450gも重い。

 AMD Ryzen 7 3700U Passmark 1841/8046
 Core i5-8265U Passmark 2143/7993


450gも重い時点で比較にならないのだが、最新のCPUが一昨年のCPUにシングルスレッドで及ばないのは全くいただけない。これの何がEnvyなのやら。

こうなると、そもそも13インチで妥協するのは止めて、最も重要な要件=12インチサイズの中古PCを探すことも考えざるを得ない。昨今何しろ12インチや11インチは新商品がない。あっても重量がかさんだり、時代に逆らって極太ベゼル/実画面がとても小さかったり、ストレージがeMMCなど酷いものばかりだからだ。


で、中古PCも探してみたところ、使えそうなモバイルノートが低価格でゴロゴロしている。以前は中古といえどもモバイルノートは割高だったが、流通事情が変わっていたようだ。
Let's note CF-NX4 (Core i3 5010U 2.10GHz/4GB/新品SSD256GB/-/12.1HD+/WLAN/W10P64 MAR) 31,901-
https://used.dospara.co.jp/sale/search.php?sc=141083&br=11&cbr=1102&kw=Let%27s%20note&sort=3

さすがにメモリ4GBはナイので、12GBに増設するコストは織り込まねばならない。
CFD D3N1600PS-L8G (SODIMM DDR3 PC3-12800 8GB) 2,582-
https://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_parts.php?bg=1&br=12&sbr=471&ic=430214&lf=0計34,483*1.10=37,932-

それから、中古PCということで仕様の古さが気になるところだが。
CF-NX4GDJCS(Core i3モデル)仕様
https://news.panasonic.com/jp/press/data/2015/01/jn150115-2/jn150115-2.html

冒頭のHP商品、第2世代Ryzenと比べて意外に差が小さいことがわかる。特にCPUについては、
Core i3-5010U Passmark 1162/3059
AMD Ryzen 3 3300U Passmark 1427/6143
4年も前の商品でしかも低電力CPUモデルだが、シングルスレッドの差は1.23倍程度でしかない。一方でメモリ容量は、増設することもあって中古PCの方が1.5倍大きい。


尚、中古はバッテリーの交換費用をコストに織り込む必要がある。
Panasonic オプション/バッテリーパック
https://panasonic.jp/cns/pc/support/products/old_option.html
CF-VZSU75JS [SX1/NX1用 軽量バッテリーパック(S)]は、家電量販店でもまだ売っていて税込み8,690-。本体、メモリ37,932+バッテリーの合計額では46,622-になる。

じゃあもう、Office Home & Businessも入れてしまおうかと思ったがオンラインコード版で 34,787-、本体と合わせて82,409-にもなる。Officeを2台で使用するならアリだが、現状、2台体制にはしていない。仕事上あった方が望ましいので、これを機会に考えるべきか。

ともあれ、直近の要件について交換バッテリーまで確保してのコストなら妥当だ。

PCに限ったことではないが、要件次第で必要なものは変わる。広告垂れ流しをまるのみするのは下水に首を突っ込んで飲み込むようなものだ。



2019年12月5日木曜日

クロスバイクの妥協点

乗車姿勢と、親指~手首にかけての痛みを改善するために、ハンドルとシフトレバー以外にも多数の部品を変更・追加しなければならない資源の浪費があまりにもバカげているのだが。

さらに、これらの部品間の互換性や仕様確認にあって、誤解しかねない側面が多々ある。時間も手間もたいへんにかかる。

が、どうにかこうにか整理したのが、以下の点。

ハンドルバー ブルホーンバー
クランプ径31.8mm
ハンドルバー径23.8mm
7,000-
ハンドルバーテープ
ハンドルステム ステム径1-1/8インチ
ハンドルクランプ径31.8mm
ステム長 ???
ステム側の高さ不明のため要スペーサー
(未定)
ハンドルステムのスペーサー  現物合わせで追加調達
ブレーキおよびシフター デュアルコントロールレバー左右セット 
フロント3速/リア8速用
*ロード向け/MTB向け変速機への適否は
メーカー互換リストに記載無し
13,000-
ブレーキケーブル デュアルコントロールレバーの
セット商品に同梱
-
シフトケーブル 同上 -
ブレーキケーブル
アジャスター
ブレーキ解放可能なタイプ
フロント/リア各1都合2個
3,000-
フロントブレーキ コンパクトVブレーキ
フロント用
1,700-
リアブレーキ コンパクトVブレーキ
リア用
1,700-

追加費用は、合計2万円台半ばから3万円弱というところ。軽い自転車は買えないが、通学自転車やお買い物自転車ならば買えてしまう費用。そもそも、これらと比べる費用ではないが。また、既にハンドルバーは調達してしまっている。

この一方で、ここま調べるにも、また商品を探し検討するにもえーかげん疲れ、いっそここでペンディングにしてしまいたい気持ちもある。

ペンディングとしたい理由は、冒頭に書いたバカバカしさの他にも2点あり、ひとつはハンドル周りが一気に重くなるので軽快さが損なわれること。もうひとつは、作業、調整が憂鬱なことだ。かといってわざわざ店舗に持ち込むほど複雑な作業でもない。

そうそう、自分で作業をしないならば、工賃も追加コストだ。


数々のデメリットはさておき。

上記でひとつだけ決めきれていないことがあり、それはステムの長さ。フラットバーをブルホーンバーに変更するにあたり、単純にハンドルバーを交換するだけでは手首の位置が大きく前に出てしまうので、ステム長は短縮しなければならない。




イラストのピンクの部分が、現在のステムとフラットバーのハンドル軸。現在のステムは6°の90mm。グリーンは17°の60mm、ブルーは10°の50mm。ブルホーンバーの図は50mmのステムに合わせてプロットしている。

もし、従来と同じステム長でブルホーンバーを取り付ける場合、手首の位置はフラットバーよりかなり前になってしまい、現実的でない。かといってステム長を詰め過ぎると、ブルホーンバーの手前寄り/バーの曲がり部分を握る時に上半身が起き過ぎてしまう。このため、ステム長は45-50mmが妥協点になりそうだ。

ところが、45-50mmを探してみるも良い商品が無い。ひとつ及第点な商品はあるのだが、これが実店舗はおろか通販でも在庫無し。

一方でシマノならば50mmの商品が入手可能ではあるのだが、あのどうにも酷いロゴデザインが購買意欲を著しく減退させる。せめて無地であれば、多少割高でも購入するのだが。