2016年4月2日土曜日

DCFSのチョー初心者の学び2日目

適用範囲という概念の下に、基準項目と推奨項目があるらしい。

従来の評価で、

・供給経路
・自家発電機
・UPS
・空調設備

は基準項目。

・床下高さ
・電源容量

は推奨項目。


新たな評価(いつの"新たな"?)になると、

・地震リスク(その土地の地震規模頻度・耐震・地盤評価・経済損失PML)

・ファシリティリスク(雑居?専用?・れきゅりてぃれべる・通信環境・ファシリティの冗長)

・運用管理リスク



は、内容によって基準であったり推奨であったり。一方で


・環境(意識)

は推奨項目。



さて、まずは初見の単語。PMLって何ですのん。pろおばbぅ・まきしまm・ろs、で予想最大損失、元は保険用語らしい。

Probable Maximum Loss
https://en.wikipedia.org/wiki/Probable_maximum_loss

別にでーせんに限らず、こまーしゃるりあるえすてーと全般においてこういったリスク概念があるらしい。PMLとしては、leisure、retail、office、industrial、healthcare、multifamily の区分があるようだ。この中ならば、でーせんはオフィス?いんだすとりある?

そして、この資料によると

> PMLとはProbable Maximum Loss(予想最大損失)の略であり、
> 地震により発生する被害を元の状態に戻すのに必要な費用
> (復旧費、休業損失を含む)が、
> 元々の資産価値に対して何%に相当するかを数値で評価する指標。

だそうで。資料中の紹介としては、475 年に1 回遭遇な地震規模でRC造8階のでーせんなら、カリフォルニアの一例で19%ちょい、日本のどこぞの一例で15%と。


次。UPSの信頼性。この資料によると海外では年間稼働停止が24時間程度、日本製では8時間程度でゼンゼン違うということらしい。海外がどこだか知らないが、とりあえず中国製はゼッタイ採用したくない。安かろう悪かろう、などというナマぬるい被害ではない。被害額も甚大だが、リソース逸失や、機会損失、何よりビジネスの信用損失が致命的。中国製に限っては、失敗を重ねて良くなっていった、なーんて過去の失態風化美化シナリオも全くアリエナイ。香港、日本、アメリカ、あるいはカナダ企業を装った中国企業なども同じ。

UPSの効率は、マッタクわからない。


次に基本項目の一覧。お客様のえぐぜくてぃぶなジジイにはガン無視されるレベル。「で、いくらなの?」と言われる内容。もう少し掘り下げて勉強しなくてはならない。それから、電気と空調のところに書かれている、N、N+1、N+2の意味がわからない。検索してもすぐに見つからないので留保。


続いて、推奨項目について Tier いくつ毎の比較表があるが、そもそもTier 2以下は論外で、Tier 3 でも監視カメラ要件はこれでいいんか?という印象。これが「推奨」であることも要注意か。


ここまで、日本データセンター協会による概略な資料のたったひとつをざっくり、ド初心者がどこから扉を開けばいいのか?を探すために読んだ結果。




2016年4月1日金曜日

DCFSのチョー初心者の学び初日

初心者が手始めに読んでみたのは、日本独自のデータセンターファシリティ基準の紹介文書概要版。
Uptime Institute Tier - 2008 と、JDCC FS では、電源事情や耐震の面での差異があるが、4段階区分とざっくり呼称は同じであるようだ。

日本独自のDCFSでの Tier 1 は

・地震や火災など災害に対し一般建物レベルの安全性が確保されている。
・瞬間的な停電に対しサービスを継続できる設備がある。
・サーバ室へのアクセス管理が実施されている。
・想定するエンドユーザの稼働信頼性:99.67%以上


これと比して Tier 2 では、


・地震火災などの災害に対して・・・Teir 1 と同じ文章。
・長時間の停電に対しサービス継続
・サーバ室へのアクセス管理は同じ。
・想定するエンドユーザの稼働信頼性:99.75%以上


そして Tier 3 では


・想定するエンドユーザの稼働信頼性:99.75%以上


そして Tier 4 で大きく変わって


・地震や火災など災害に対してデータ保全の安全性を保ち、
 かつ可用性も確保した非常に高いレベルでの耐災害性が確保されている。

・機器の故障やメンテナンスなど一部設備の一時停止時において、
 同時に一部機器に障害が発生してもサービスを継続して提供できる、
 より高いレベルの冗長構成の設備がある。

・ 敷地、建物、サーバ室およびラック内のIT機器へのアクセス管理
 が実施されている。

・想定するエンドユーザの稼働信頼性:99.99%以上


はて?サーバ室毎、ラック毎のアクセス管理がなされていないDCなんてあるのだろうか。さておき先へ読み進めると、前提となっている基準が多数。ひとつは、


TIA-942

TIAが何の略だか全く憶えてない。Telecommunications Industry Association 、和訳するなら電気通信工業会(アメリカ)。基準の内訳はざっくりと



    Network architecture
    Electrical design
    File storage, backup and archiving
    System redundancy
    Network access control and security
    Database management
    Web hosting
    Application hosting
    Content distribution
    Environmental control
    Protection against physical hazards (fire, flood, windstorm)
    Power management

ま、今の時点での認識としては、まず項目として知っておかないとねジブン! というショボイ段階。そして次に、



FISC基準

FISCという文字の並びからして全く見覚え無し。これで元金融業界なんですが。何かと思って検索するとこちらであるようで、


金融情報システムセンター
The Center for Financial Industry Information Systems
https://www.fisc.or.jp/

職員が41人しかいないのに理事は17人もいる、チョー腐れ公務員利権&天下り先でした。保育園落ちたで情弱市民を煽る悪質な議員やこの支持者が、死ね!!と言う相手をどれほどお間違いであることか、ですね。


さておき次に、


JEITA

見覚えはあっても正式名称を知らないイタイ自分。一般社団法人 電子情報技術産業協会、じゃぱん・えれくとろにくす and IT いんだすとりーず あそしえぃしょん、Industries の I が抜けてるのはなぜだ!?!
http://www.jeita.or.jp/japanese/


でーせんで参照されるのは、「情報システムの設備ガイド」JEITA ITR-1001B であるらしく。175ページでお値段は1まんえんほど。

ITR1001B よりも前との比較を眺めると
http://it.jeita.or.jp/document/setsubi/ITR1001-1002/0705ITR-1001A-B-refer.pdf

ビックリするようなことは書かれていないものの、基本的な点を押さえている様子。いや、何もわかっちゃいないが。ウィスカーは初見。ここでは腐食の用語であるかのようだが英語本来の意味は少し異なるようだ。

whisker
http://ejje.weblio.jp/content/whisker

哺乳類によくみられる頬ひげの意味らしい。


さて次。

ASHRAE
これも初見。アメリカ暖房冷凍空調学会らしい。


そして、

IEEE

今さらながら何の略称だっけ?The いんすてぃちゅーと of えれくとりかる and えろくとろにくす エンジニアーズ カンマインク でした。ヤヴァいわ自分。
http://jp.ieee.org/


それにしても公的・民間・業界団体・天下りその他、いったいどんだけ基準があるんスか。