2025年11月4日火曜日

出張バッグに必要な容量を検討しようとしたらメーカーの数字があてにならない

Seon Transporter 26 の検討の続き。

先ず検討の背景から。そもそもの用途は出張仕事。1泊か2泊の最小限の衣類とPC他が入ればいいもののPC"他"がそこそこ嵩張るため、もう少し容量がほしい。

従来はショルダーバッグ。ショルダーストラップは荷物が重い場合の肩の負担が大きい。そして一歩一歩で荷物がぶれて安定せず、歩きにくい。とりわけ新幹線や航空機内が移動しにくい。さらに混雑した電車で抱えることもできない。そこでビジネスリュックを検討するという事情。

ではどれほどの大きさが必要か。あらためて従来のショルダーバッグを測定してみたところ、幅43×高さ31×厚み16(cm)だった。容量は単純計算だと21.33L。であるので、表面的なサイズでは25L以上をひとつの目安にしようと思う。

ただ、物が入るかどうかはバッグの構造や生地にもよる。従来のショルダーバッグはマチのある仕切りが2つと、内部外部にポケット多数。仕切りの間はごく薄く荷物のスペースは損ねないものの、表の生地は固く織られたものでほぼ膨らまない。それから、出張ではPCやツールと同じ仕切りに衣類を入れなければならず、特に客先で注意が必要。衣類をそのまま放り込んでおくというわけにはいかない。

さて、Seon Transporter26。

アメリカのマムートサイトでは12.6 x 8.07 x 20.47 inchesと表記があるが、この表記を単純にcmに換算すると幅32×高さ52×厚み20(cm)であり33.3Lを超えてしまう。この外寸の値はネット通販各所で使用されている数字でもあるが、商品名の26に対して7.3L分も上回るなんてことあるか!?

他方、とある購入者のレビューでは「長辺470mm×短辺280mm×マチ140mm」とあり、これだと18.4L。このすさまじい乖離は一体何だ。

では、よく似たコンセプトの別商品セオントランスポーター25ならばどうかというと。マムートの日本のWebサイトでは  "(25 L)幅約30.5cm、高さ約46.7cm、マチ約14.5cm" との記載で計算すると20.1L。26は33.3Lで25は20.1L、ますますどういうことだ。

比較は最早無視して25単体だけ見ても、20.1Lが膨らんだら25L相当に荷物が入るのか!?? どうにもマムートに関し商品名にある数字は疑わしい。何を基準にサイズを想定すればいいのか。先述の購入者のレビュー、測定のやり方ひとつで実物と差異は生じるだろうがとはいえ1cmからせいぜい2cm程度だろう。この前提では、容量面で従来のショルダーバッグに及ばない可能性が非常に高い。となると、この目で実物を確認しなければならないが Seon Tranporter26は型落ちで店頭に無い。せめて25を店頭で確認するほかない。

⇒ 実物を見たところ、25に関してはマムートのWebサイトの数値と大差ないようだ。そしてバッグの構造の点では、内部の仕切りはPC保護のためかやや厚みがある。そして表面の生地は伸びないが柔軟で余裕はあり、モノを詰めてもやや膨らむ。これならば、容量の改善とはいかないものの、従来のショルダーバッグに入るものはすべて収容しつつ持ち運びの不便は解消できそうではある。

さて、残る問題は、実物を見ることができない Seon Transporter26 のサイズをどう見なすかだ。

ランナーの方のblogに紹介があった。
https://tomo.run/mammut-seon-transporter26

先述の、実際の購入者のレビューでの値とまた若干異なる。特にマチが2cmも違う。これはもう、実際に買ってみないとわからん。。


追記:
買ってみないとわからんので買ってみた。
私が測った結果は、高さ48.5cm×幅30cm×奥行15.5cm⇒22.6リットル程度。めいっぱい詰め込んで膨らませたら26リットル?入るか!?という印象。


上記ランナーの方のblog画像のほうがより分かりやすいかもしれないが、メインコンパートメント(Climb)の奥行きが小さい。こんなに薄いのか!という印象。バックの素材がやわらかいので物を詰め込むことはでき、背面側のコンパートメント(Work)を圧迫すればそこそこ入るかなとは思うが、26という数字から想像するような容量は全く無い。出張仕事を想定するに、PCをはじめとする仕事ツール+1泊分の着替えがせいぜい。

それから、画像中オレンジ色の生地の部分が上部ポケットでここはマチが2cm程もあって使いやすいのだが、使いやすいからといって厚手のサイフやスマホなどごっそり入れてしまうと他に難点が生じる。難点とは、メインコンパートメントへ上部から物を出し入れするにポケットの中身がたいへん邪魔になるということ。見方を変えれば、上部ポケットの中身でさえ邪魔になるぐらいメインコンパートメントが薄い、ということ。

もっとも、おそらく後継商品の25においてはこういった欠点を改善しているかもしれない。わざわざ旧商品の26の仕様を気にしなければならないのは、26の特徴を利点と考え購入を検討するごく一部の人だけだ。

他に、実物を入手して気づいた点としては。背面のクッションが遠からずヘタリそうなそんな感触だった。実際のところは使い込んでみないとわからないが。この点以外は、特に懸念するような点はなかった。一方で、マムートの商品画像から予想できるような美点はほぼそのままだった。

無論、美点といっても、商品画像から伺える私の用途にとっての美点であって、他の方にとって美点かどうかはわからない。


ともあれ、巷にはびこる、レビューを専門にしているかのような連中はとにかく悪質だ。実際に手にすれば誰でもすぐに気付くような使い勝手の悪さにさえ全く気付かない。それでいてこのリュックはどうだ!と豪語する。悪質!? あるいは恐ろしく幼児退行なのかもしれない。

リュックに限ったことではないが。ネットのレビューというものは悪質なものが非常に多い。何かを参考にするならば、レビューが主体ではない、本人が通常の使用目的で購入して紹介している人を話半分に見聞きする程度がいい。




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