- ハンドルの握りが一箇所のみ/横方向であるので力を入れにくい
- クイックシフターを操作する親指の関節と付け根が痛い。
対策はハンドル形状を変えること。それからシフターの操作角度を変えること。対策方法はたくさんあって、ざっくり長短を整理するとこのような。
注!!!
ブレーキ方式がVブレーキである場合は、そもそもデュアルコントロールレバーやエアロブレーキ等を使用できない。下記は、Vブレーキを変更することが大前提。
ハンドル | ブレーキ操作 | シフト操作 | 長短 |
---|---|---|---|
ドロップ | デュアルコントロールレバー | デュアルコントロールレバー | ○ブレーキとシフトを同じ握りで操作できる ×レバーが前方に遠い ×ハンドル下部を掴む場合にはブレーキ/シフトどちらも操作し難い |
デュアルコントロールレバー +補助レバー |
○ブレーキとシフトを同じ握りで操作できる ○ハンドル直線部分を掴んだ状態でブレーキを使用できる ×デュアルコントロールレバーは前方に遠い ×ハンドル下部を掴む場合にはブレーキ/シフトどちらも操作し難い |
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ブルホーン | デュアルコントロールレバー (ハンドル下に取付) |
デュアルコントロールレバー (ハンドル下に取付) |
○ブレーキとシフトを同じ握りで操作できる ×レバーとハンドルの間隔が小さい |
デュアルコントロールレバー (ハンドル上に取付) |
デュアルコントロールレバー (ハンドル上に取付) |
○ブレーキとシフトを同じ握りで操作できる ×レバーがドロップよりさらに前方に遠い |
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エアロブレーキ | サムシフター | △ブレーキとシフトを近い握りで操作できる ×ハンドル先端寄りで操作する必要がある |
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エアロブレーキ | Wシフトレバー | ×ハンドル先端寄りで操作する必要がある
×シフト操作の都度片手運転になる |
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バンド固定式ブレーキレバー | バーエンドコントローラ | ○レバーの選択によってはVブレーキをミニVブレーキへ交換する必要がない ×ブレーキ操作時とシフト操作時とで 握りを変える必要がある |
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フラットバー用を流用 | フラットバー用を流用 | ○ブレーキとシフトを同じ握りで操作できる △23.8mm径のハンドルに使用不可 ×ブレーキ/シフトケーブルが前方に伸びる ×シフターを流用するので問題が残る可能性がある |
費用面はとりあえず除外しているが、費用がどうこう以前にどの方法にも欠点があり、取捨選択しなければならない。
検討要素は、まずブレーキの制動力を確保すること。この点では、現状のVブレーキ+現状のブレーキレバー兼シフター流用が最も制動力が高い。一方でロード用のレバーを使用する場合は、通常のVブレーキを、コンパクトVブレーキに交換することが最低限の条件だ。
検討要素の2点目は操作性。実用上ブレーキとシフトは、ハンドルから手を離したり、握り直したりせず操作できる必要がある。特にブレーキ、都心や横浜市街を走行する上で、手を離したり握り直したりは非常にリスクが高い。
といっても、普通の自転車やフラットバーのクロスバイクでは当たり前のことで、ドロップハンドルやブルホーンハンドルに適した部品が無いだけなのだが。
3点目は運転姿勢。従来がフラットバーであるので、相対的に、ドロップハンドルでのデュアルコントロールレバーの位置は前方に遠く、前傾が深く、腕や手首の負担が大きくなる。この点についてブルホーンハンドルは若干マシではあるが、ハンドル先端に取り付けるエアロブレーキレバーは前傾がきつくなる。どちらにしても、ステム交換/短縮は必須。
以上の点から、方法は3つに絞られる。
- ドロップハンドル+補助ブレーキレバー+デュアルコントロールレバー
- ブルホーンハンドル+デュアルコントロールレバー(ハンドル下部に取付)
- ブルホーンハンドル+サムシフター+エアロブレーキ
1-3.で比較すると、ブレーキ制動力については基本的に同じ。操作性は微妙なところだがデュアルコントロールレバー > サムシフター。前傾姿勢の度合いは 2. > 3. > 1. 。費用面では 2. > 1. > 3. 。
この評価ならば容易に 2. と決まりそう...なのだが。2. には、実際に調整してみないとわからない点がある。デュアルコントロールレバーで2.の装着方法の場合、レバーがハンドルに近すぎる可能性がある。ブレーキ握り始めコントロール性も果たしてどうか。1. と 3.ではレバーとハンドルの間が大きくとれるので、2.よりは調整幅はあるものと考えられる。
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