2019年11月13日水曜日

ブレーキ&シフト方式をどう選ぶ

フラットバーハンドルの短所を改善する。現時点の短所は次の通り。
  • ハンドルの握りが一箇所のみ/横方向であるので力を入れにくい
  • クイックシフターを操作する親指の関節と付け根が痛い。
握りや痛みの問題は、近所に出かけるぐらいならもちろん大丈夫。ただ、数十分を越えて乗るような場合が辛い。

対策はハンドル形状を変えること。それからシフターの操作角度を変えること。対策方法はたくさんあって、ざっくり長短を整理するとこのような。

注!!!
ブレーキ方式がVブレーキである場合は、そもそもデュアルコントロールレバーやエアロブレーキ等を使用できない。下記は、Vブレーキを変更することが大前提。

ハンドル ブレーキ操作 シフト操作 長短
ドロップ デュアルコントロールレバー デュアルコントロールレバー ○ブレーキとシフトを同じ握りで操作できる
×レバーが前方に遠い
×ハンドル下部を掴む場合にはブレーキ/シフトどちらも操作し難い
デュアルコントロールレバー
+補助レバー
○ブレーキとシフトを同じ握りで操作できる
○ハンドル直線部分を掴んだ状態でブレーキを使用できる
×デュアルコントロールレバーは前方に遠い
×ハンドル下部を掴む場合にはブレーキ/シフトどちらも操作し難い
ブルホーン デュアルコントロールレバー
(ハンドル下に取付)
デュアルコントロールレバー
(ハンドル下に取付)
○ブレーキとシフトを同じ握りで操作できる
×レバーとハンドルの間隔が小さい
デュアルコントロールレバー
(ハンドル上に取付)
デュアルコントロールレバー
(ハンドル上に取付)
○ブレーキとシフトを同じ握りで操作できる
×レバーがドロップよりさらに前方に遠い
エアロブレーキ サムシフター △ブレーキとシフトを近い握りで操作できる
×ハンドル先端寄りで操作する必要がある
エアロブレーキ Wシフトレバー ×ハンドル先端寄りで操作する必要がある 
×シフト操作の都度片手運転になる
バンド固定式ブレーキレバー バーエンドコントローラ ○レバーの選択によってはVブレーキをミニVブレーキへ交換する必要がない
×ブレーキ操作時とシフト操作時とで
握りを変える必要がある
フラットバー用を流用 フラットバー用を流用 ○ブレーキとシフトを同じ握りで操作できる
△23.8mm径のハンドルに使用不可
×ブレーキ/シフトケーブルが前方に伸びる
×シフターを流用するので問題が残る可能性がある

費用面はとりあえず除外しているが、費用がどうこう以前にどの方法にも欠点があり、取捨選択しなければならない。

検討要素は、まずブレーキの制動力を確保すること。この点では、現状のVブレーキ+現状のブレーキレバー兼シフター流用が最も制動力が高い。一方でロード用のレバーを使用する場合は、通常のVブレーキを、コンパクトVブレーキに交換することが最低限の条件だ。

検討要素の2点目は操作性。実用上ブレーキとシフトは、ハンドルから手を離したり、握り直したりせず操作できる必要がある。特にブレーキ、都心や横浜市街を走行する上で、手を離したり握り直したりは非常にリスクが高い。

といっても、普通の自転車やフラットバーのクロスバイクでは当たり前のことで、ドロップハンドルやブルホーンハンドルに適した部品が無いだけなのだが。

3点目は運転姿勢。従来がフラットバーであるので、相対的に、ドロップハンドルでのデュアルコントロールレバーの位置は前方に遠く、前傾が深く、腕や手首の負担が大きくなる。この点についてブルホーンハンドルは若干マシではあるが、ハンドル先端に取り付けるエアロブレーキレバーは前傾がきつくなる。どちらにしても、ステム交換/短縮は必須。

以上の点から、方法は3つに絞られる。
  1.  ドロップハンドル+補助ブレーキレバー+デュアルコントロールレバー
  2. ブルホーンハンドル+デュアルコントロールレバー(ハンドル下部に取付)
  3. ブルホーンハンドル+サムシフター+エアロブレーキ
4.として、ブルホーンハンドル+フラットバーのレバー流用も考えられなくはない。が、現状の問題を引きずってしまい、それでいて1-3.と比べ大きく優れた点があるわけでもないことから除外する。

1-3.で比較すると、ブレーキ制動力については基本的に同じ。操作性は微妙なところだがデュアルコントロールレバー > サムシフター。前傾姿勢の度合いは 2. > 3. > 1. 。費用面では 2. > 1. > 3. 。

この評価ならば容易に 2. と決まりそう...なのだが。2. には、実際に調整してみないとわからない点がある。デュアルコントロールレバーで2.の装着方法の場合、レバーがハンドルに近すぎる可能性がある。ブレーキ握り始めコントロール性も果たしてどうか。1. と 3.ではレバーとハンドルの間が大きくとれるので、2.よりは調整幅はあるものと考えられる。





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