2019年10月6日日曜日

クロスバイクをオススメしない致命的要因

クロスバイクの定義にもよるが、店頭の商品の現状やネット検索の限りにおいては、クロスバイクはオススメしないという個人的な結論。

ネガティブな結論に至った要因は次の点。

・ストレートハンドル
・ストレートハンドル+クイックシフターの組み合わせ
・Vブレーキ

ストレートハンドルは手で掴める場所が一箇所しかない。これは近所の買い物程度なら全く問題ないし、中高生などが初めての自転車で通学する片道十数分から30分未満程度なら全く認識しないかもしれない。しかし、30分を越えるような使用や通勤においては、ストレートハンドルの制約は辛苦となる。バーエンドをつければ掴みかた/握り方は増えるが、ブレーキ/シフトどちらも操作できない。

ストレートハンドルとクイックシフターの組み合わせは、影響に個人差がある。私は右親指の間接に痛みが出る。尚、クイックシフトとは言うが、シフトダウンの場合は親指でレバーを操作するために親指の握りを一旦離す必要があり、クイックとは言い難い。一方、シフトアップの場合は人差し指のみ握り直しが必要なく、文字通りクイックだ。

Vブレーキは、上記問題の対策のためハンドルを交換しようとした際、致命傷となる。問題を解消するためのブレーキレバー部品は、クロスバイクに定番の、標準的なVブレーキには使えないからだ。前後のブレーキをコンパクトVブレーキまたは他のブレーキシステムに交換する必要がある。

というわけで上記3点を併せ持つクロスバイクは、「近所利用だけでない使い方」を考えている他人様にはオススメし難い。そして、近所利用だけならシティサイクルの方が利便性が高い。

もっとも、商品ジャンルとしてはクロスバイクであっても、上記のシステムでない商品もいろいろあるようなので、全てのクロスバイクをオススメしないとまでは決して言わない。

それに、クロスバイク本体を買っておしまい、ではなく対策する前提ならば、また話は別だ。

ただ、ハンドル周りを交換する等の対策をしたにしても、次はバーテープという短所が付いてくる。手垢/汗まみれになるハンドル周りが、たいへんに掃除しにくいバーテープ。トイレに行って手も洗わない連中が触り散らかし手入れしないモノ、典型的にはクルマのハンドルや革系のサイフぐらい汚ねーが、目の前にあるものを見ない聞かない鼻も舌も機能せず、脳に血も回らない人にとっては特に問題無いかもしれない。


というわけで、「今」クロスバイクは、フラットバーで何の問題もない人にしかオススメできない。私個人に関しては、以前にフラットバーの自転車に乗っていたため問題になるとは微塵も予想していなかったが、使ってみたら改善が必要だった。



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