2016年1月9日土曜日

ADSLの新規申し込みに難

実家に住まう親と遠方で暮らす私と家族の間を、TV会議ツールでつなぐことができないものかと思った。そこで何より必要であるのがインターネット回線なのだが。

当然のことながら、樋口可南子や上戸彩のような醜悪な芸能人が喧伝するソフトバンクの光など全く不要。 まず、ADSL回線を使えるかどうかの条件を調べてみた。

・線路長 2110m
・伝送損失(長さに伴う標準的な推測値) 28dB

まったく悪くない。最寄りNTT局と実家の間には架線や工場もないので、好条件での接続が期待できるかもしれない。


一方で昨年の7月末、NTTから、ADSLの今後の新規申し込み終了についての発表があったようだ。

NTT東日本「フレッツ・ADSL」の新規申込受付終了について
http://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20150731_02.html

ADSLは技術的に、環境要因に対してたいへん不安定で長期的に品質を維持しきれない方式であるので、他の技術に置き換えられることは全く致し方ない。ただ、既設の電話回線を利用できる点や、他のサービスと比して低価格に抑えることもできる点では、社会的な利点もある。

NTT東日本においては「光アクセスが提供できる地域においてADSLアクセスの申し込みを終了する」という姿勢であるので、間接的な通信費の底上げである。

インターネット利用が無線(携帯電話電波)に偏りつつある昨今、光アクセス設備の稼働率を高め且つインターネットアクセスビジネスの収益性を高めるにはたいへん合理的な方針だ。通信事業者に収益を求めるなとは言い難い。が、一利用者にしてみれば不利益だ。

一方で、ADSL料金はかつてほど低くない。とりわけNTTのフレッツサービスにおいては、電話共用型で3,240円(モデムレンタル込み)、マイラインをNTTにしてセット割引でも100円ほど安くなるだけ。インターネットサービスプロパイダ(以下ISP)料金は別途である。NTTの光を使用したISPの標準的な月額が6,200円、定期契約の割引適用で5,200円程度であることを考えると、ADSLの価格設定はたいへん微妙なところに設定されている。


何にせよ、メールやインターネット閲覧、最高画質ではない動画をたまに閲覧する程度でADSLが必要な人は、6月30日までに申し込む必要がある。

また、当面、光アクセスの提供エリアでない一部地域については、6月30日以降も申し込み可能ではあるようだ。


NTT東日本 ADSL料金
https://flets.com/adsl/fee.html




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