2016年1月27日水曜日

Windows VISTA 当時のノートPCは Windows 10に使えるか


・妻のPCが Windows VISTA である。
・Windows VISTA は来春にサポート切れとなる。
・必然的に更改しなければならない。

このような背景から PC本体をまるごと更改 を考えたが、ユーザである妻は否定的な見解を示した。

「問題はOSだけでしょ!?」

全くその通り。ハードはもちろん、アプリケーションソフトウェアを変更する必然性さえ全く無い。OSを Windows 10にアップグレードすれば済むこと。

マイクロソフトストア Windows 10 Home
http://www.microsoftstore.com/store/msjp/ja_JP/pdp/Windows-10-Home/productID.323759500

ざっと19,000円。OSだけならば買い替えの7分の1以下のコストで済む。何より、買い替えと比べ、データ移行や、アプリケーションソフトウェアの再設定に要する労力が小さい。

というわけで Windows 10 と PC について、ちぇっきんぐすぺしふぃけいしょんず。


Windows10 システム要件
https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-10-specifications

 8ではこのように。
 http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows-8/system-requirements

要求がそう高いわけではないが、機器はVISTA世代のノートPCであるので、メモリが引っかかる。当該PCのデフォルトは512MBであったものを2GBに増設しているので、32ビットで導入する場合は事足りるが、64ビットでは下限値になる。

また、32/64ビットいずれかの選択は、アプリケーションソフトウェアの対応、必要とするメモリ総量(あるいは将来の増設余地)について考慮の必要がある。そしてこの前段として、CPUの対応可否も確認しなければならない。今回のPCの場合、元来の仕様では


Intel® Celeron® M Processor 430 (1M Cache, 1.73 GHz, 533 MHz FSB)
http://ark.intel.com/ja/products/27150/Intel-Celeron-M-Processor-430-1M-Cache-1_73-GHz-533-MHz-FSB

このCPUを積んでいたため、64ビットはそもそも導入できない。Celeron M 430 は Windows VISTA 当時のエントリーモデルにはよく見られたように思う。このケースに限らず、64ビットWindows 10 を導入できない場合も多々ありそうだ。

また、32ビット Windows 10についてはメモリさえ相応に積めば使えるのではないだろうか。

同CPUについて性能評価の一例:Passmarkのスコア 
http://www.cpubenchmark.net/cpu.php?cpu=Intel+Celeron+M+430+%40+1.73GHz

同程度のCPUで、Windows 8.1ならば大過なく使用できる。

 
尚、このPCは現在、次のCPUに換装してある。

Intel® Core™2 Duo Processor T7200 (4M Cache, 2.00 GHz, 667 MHz FSB)
http://ark.intel.com/ja/products/27255/Intel-Core2-Duo-Processor-T7200-4M-Cache-2_00-GHz-667-MHz-FSB

Passmarkのスコア
http://www.cpubenchmark.net/cpu.php?cpu=Intel+Core2+Duo+T7200+%40+2.00GHz

Windows 10 現在のデスクトップPC商品にあっては、このCPUの3分の2程度ベンチマークスコアでも "Windows 10 対応" なうたい文句があふれている。Core2 Duo T7200であれば性能面では全く問題無いだろう。


さて、となると問題はメモリ。DDR2-533当時のノートPCに対応する2GBや4GBのメモリモジュールがあるかどうか、あったところで今現在も入手可能であるのか。
 
ま、まずは適合品検索。

バッファロー
http://buffalo.jp/search/pc/

アイオーデータ
http://www.iodata.jp/pio/pc.htm


もともと2GBが上限のPCであるので、適合品のリストに掲載されているのは1GB(の2枚挿し利用)まで。たいへん当たり前のことだが。

となると、動作しないリスクを承知で、適合を超えた容量を試すしかない。PCメーカーやメモリ販売元は適合扱いとはしないが、チップセットの仕様に限っては DDR2-667 で 4GB まで動作する可能性はある。

Mobile Intel® 945GM Express Chipset
(Intel® 82945GM Graphics and Memory Controller)
http://ark.intel.com/ja/products/27857/Intel-82945GM-Graphics-and-Memory-Controller


バッファロー
・MV-D2/N667-2G
・D2/N800-2G
・D2/N667-2G

アイオーデータ
・SDX667-2G


で、店頭で売られているのか?価格は?

MV-D2/N667-2G 取り扱い終了
D2/N800-2G \7,160-
D2/N667-2G \7,560-
SDX667-2G \6,910-

2枚4GBで\15,000-ほど。確実に動作するならともかくだが、微妙なコストだ。

あるいはどうせ適合外ならば、CFD販売の D2N800PS-2G\3,780- 。これならコストは約半分だが、このおっずは私達にとってよりいっそうあげいんすと。



さて、どうしたものか。ユーザの意見を求めなければ。



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