今回は2度目。前回は8.1からトライしたが、Win10のユーザビリティどうこうという以前に"タッチパッドが機能しない"という致命的状況となった。このため、マウスでドライバどうにかする気力も失せ、さっさと戻した。
今回のアップデートは、前回とは別のPC。元のOSは7pro。
前回同様、アップデートの途中で "マイクロソフトにデフォルトで個人情報を送信しまくり・メルトダウン汚染水ダダ漏れ状態" を修正した。この駄々漏れ状態、前回は少々読んだだけで呆れはて詳細は追わなかったが、今回あらためて目を通してみるとよりいっそう呆れハテる。Microsoftにとって、ユーザはまるで奴隷扱いだ。そして酷い扱いの中には、
「アプリとWindowsの更新プログラムのダウンロードを高速化するために、インターネットを経由して更新プログラムを取得し、他のPCに送信します。」
複数台の環境なら1台だけMicrosoftへ取りに来いと、あとはテメェのサイト内でやれと。これがデフォルトでONなのだから糞過ぎるにもほどがある。デフォルトの設定がどうこう以前、カンタン設定を選んだユーザは何も知らぬままマイクロソフトの思うがままだ。
また、ぱっと見コルタナはOFFにはできない、無効にするなら一度使ってから!? と思わせるが、画面左下に「今は実行しない」という 小さな文字列 があるにはある。なかなかに狡猾なことだ。
情報ダダ漏れ修正、コルタナの次は、Micorosoftアプリの強制を解除し、アップデートは終了。
さて、インストールは終わったがそのままADにはログインできない。というのは、テスト構成なので、Windows10のDNSを一時的に外部に向けてしまったためだ。
次に、7当時に参加したADのAdministratorアカウントは、ビルトインAdministatorsには含まれないようだ。あるいは以前と変わらないのかもしれないが、マイクロソフトさんがWin10で抱き合わせプッシュなEdgeが使えない。
また、7で導入したリモートサーバ管理ツールもスタートメニューから消えている。元が7用だけに使えなくても当然だが。10用の同ツールの日本語版は、昨年11月にリリースされているようで、インストールしようとしたがWindows Update の謎仕様のためまぁいつ終わるかわからない。
リモートサーバ管理ツールはさておき、これは価値があるのだろうか?
エントリーなモバイルPCでアップデートした前回は、操作感が悪化した。今回、ビジネス向けモバイルでi5なCPUだが、それまでのWin7Proとの比較ではやはり重い。しかもこれは、設定を"パフォーマンス優先"とした状態でのことだ。
こういった重さ、使用感のデメリットと引き換えに機能的に何かメリットがあればまだしもだが。これがまた、Microsoftの下請けメディアでも Windows10を褒めちぎるにはだいぶ苦労するようだ。
今すぐ「Windows 10」にアップグレードすべき?
http://www.lifehacker.jp/2015/08/150806upgrade2windows10.html
現状では、少なくともユーザビリティや機能面で積極的に選ぶ理由は無い。ライセンスの延命によるコスト軽減が最大にして数少ないメリットか。ほかにたくさん見いだせればよいのだが。ぱっと思いつくのは BitLocker ぐらいだろうか。
そうこうしているうちに、リモートサーバ管理ツールのインストールが終了した。
あたしの子供が保育園に入れなかったら日本死ね!!
なカス幼稚ママのように、DQN暴ロンに訴えるわけにもいかない。
さて? これは!? DC~Win10間のトラフィックはガンガン流れているのだが、中身を追うのは少々骨が折れる。とりあえずコンピュータのプロパティからADに参加しなおしてみたところ、再起動を要請されドメインログオンはできたようだ。サーバマネージャからDC2台を認識もできる。
が、実際に管理要素にアクセスしようとすると、
「エラー - 対象のコンピューターのオペレーティングシステムを管理できません。」
DCの2台いずれも同じステータスだ。2台ともSELinuxをPermissiveにし、iptablesも止めている。さて、これは「少々骨が折れる」どころではなさそうだ。あるいは、Win10Proから2008R2が使えない道理があるのだろうか? ドメインには参加できるのに? とはいえ、このメッセージが言語として正確であるとすれば、
対象のコンピューターのオペレーティングシステムを
管理できないということなので、そりゃ、Win10向けのツールでCentOSは管理不能であろうし、Samba4 も管理できないだろう。
なお、この時点でオプションとしてWin7に戻してしまうことも検討しようと思ったが、残念ながら既に戻せる状態ではないようだ。
それから、この時点で起動していないファイルサーバについては、「ターゲット名解決エラー」とのステータスが表示された。いずれ目にするかもしれないので覚えておこう。
話は戻って、先のエラーの詳細だが。
dc02: 次のエラーにより、更新できませんでした:RPCサーバを利用できません。
DC01: 次のエラーにより、更新できませんでした:RPCサーバを利用できません。
dc02:次のエラーにより、構成を更新できませんした:
次のエラーが原因で、サーバーからメタデータを取得できませんした:
クライアントは、要求でで指定された接続先に接続できません。接続先のサービスが
実行されていて、要求を受け付けられる状態であることを確認してください。
接続先で実行されている WS-Management サービス
(通常はIISまたはWinRM)に関するログとドキュメントを参照してください。
接続先がWinRIMサービスの場合は、リモートホスト上で次のコマンドを実行して、
WinRMサービスを分析および構成してください。 "winrm quickconfig"
このように。DC01についても同じ内容。IISは当然動いていない。WinRIMとは初耳だが
管理者は見た!- Microsoftのネタコンテンツ
https://blogs.technet.microsoft.com/jpilmblg/2009/11/24/winrm-winrm/
なるほど、この組み合わせは根本的に無理がありそうだ。
さらに残念なことには。世界の情報を俺たちが整理してやるGoogle様(あいつ中身スッカスカだな)がリストアップしてくれる膨大な情報の中にも、今回の組み合わせの事例はちょっと見当たらない。
致し方ない、テスト機は早々にWin7をリカバリすることにする。もとより、Win10から7にロールバックするのもおそろしく時間がかかるので、リカバリから作り直した方が労力も時間も軽減できるのではないだろうか。
今でも無知だが以前の無知よりはちょっとだけマシになってるので、やるべきことはある程度整理してある。でもま、シンドイわ。
追記:
サーバマネージャはwin7環境にも在り、Win10環境と現象は同じだった。ということは、Win10においては別途、リモートサーバ管理ツールが存在するということだ。つくづく、テストしておいてよかった。
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